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工芸青花

BK_059

じつは本づくりは、手作業の割合がとても多い仕事です。そしていまは本も、工芸も、

時代をおおうファスト化の波にのみこまれつつあります。私たちがはじめようとしていることは、

ファスト化の競争からひとまずおりて、工芸と本のあるべき場所をさがすことでもあると思っています。

とりもどしたいのは、手ざわり と、時間です。すなわち〈生の実質〉です。

工芸青花ウェブサイトより)

 

『工芸青花』は年3回1000部限定で刊行される骨董、工芸、建築をより深く味わうための雑誌。

自分の中の「眼」を育ててくれる指南書であり、この本自体が工芸品でもあります。

品質と志が極まった一冊です。

 

『工芸青花』第1号
■A4判、麻布張り上製本、見返し和紙(楮紙)、カラー176頁。
■ロゴの「青花」は初唐三大家のひとり、欧陽詢筆「九成宮醴泉銘」より採字したもの
(タイプデザイン岡澤慶秀)、欧文書体Joannaはイギリスの工芸家エリック・ギル作。
■表紙は毎号、古美術品から文様をよりぬき、箔で捺します。

¥8,000+税

2014-11-20 | Posted in BOOKSComments Closed