EXHIBITION & EVENT

山田洋次 作品集刊行記念展「LETTER OF SLIP」

信楽でスリップウェアを制作する山田洋次さんの作品集『LETTER OF SLIP』の刊行を記念した作品展を、1/23(土)〜1/31(日)の会期で開催いたします。

スリップウェアは、板状にした土の表面に、スポイト器具などで文様を描く型作りの陶器。手の軌跡のダイナミズム、下地と美しいコントラストを織りなすスリップウェアは、民藝の先人たちに始まり、多くの人を魅了してきました。

山田洋次さんは、本国イギリスのスリップウェアを創作の原点としつつ、精力的に新しい表現に取り組んでいます。美術家・望月通陽さんとの出会いをきっかけに取り組んだ文字の文様もその一つ。言葉から生まれた文字の文様には、父であり、陶芸家であり、一人の人間である山田洋次そのものが色濃く反映されています。

本書『LETTER OF SLIP』では、2020年春に制作した文字のスリップウェアを収録。本自体をスリップウェアとして見立て、表紙の題字は作家本人がスポイト器具で一冊ずつ手書きしました。また、本を保護するビニールカバーは釉薬を見立てています。

本の発売に合わせた今回の刊行記念展では、ふたたび文字のスリップウェアが店頭に並びます。言葉を拾い集めるごとに変化する文字の文様、ぜひご期待ください。

山田洋次 Yoji Yamada
1980 滋賀県生まれ
2002 信楽窯業試験場 小物ロクロ科 修了。
2003 大阪日本民芸館の展示ポスターで古い英国のスリップウェアを知る。
2007 渡英。Maze Hill Pottery にてLisa Hammondに師事。soda glaze(ソ−ダ釉)を学ぶ。
2008 帰国後、古谷製陶所勤務。職人的仕事を学ぶ。
2013 滋賀県信楽町田代にて築窯。

山田洋次 作品集刊行記念展「LETTER OF SLIP」
会期:1/23(土)〜1/31(日)
初日作家在廊 ※会期中無休

『LETTER OF SLIP』 ¥4,000+税

A5サイズ 128ページ フルカラー 日英表記
ソフトカバー + ビニールカバー
限定200部

表紙題字:山田洋次
写真:田頭義憲
スタイリング:矢吹菜美
デザイン:清政光博
英文翻訳:Matt Mangham、栗栖恵子
印刷・製本:シナノ書籍印刷株式会社
発行:bibriver

1/23(土)発売 WEB SHOP

bibriverは、READAN DEATの出版プロジェクトです。

2021-01-13 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

石川直樹トークイベント「地上に星座をつくる」

北極海でシロクマと出会い、沖縄で漂着クジラの亡骸に手を合わせ、シベリアで流氷の誕生を見つめ、ユーコン川をカヌーで下りアラスカへ。富士山に海抜0メートルから登り、知床でヒグマと一夜を過ごし、ペルー、チベット、パリ、サハリン、ベトナム、カナダ、オーストラリア、能登、国東、白老、鹿児島、宮古島。

写真家・石川直樹さんが未知の世界と出会い続ける7年間を綴った新刊『地上に星座をつくる』の刊行を記念したトークイベントを開催します。また、コロナ禍で移動ができない今だからこそ、自らの足元を見つめ直した写真集『東京 ぼくの生まれた街』、シェルパの人びとに注目した新しい冒険絵本『シェルパのポルパ』シリーズ2作も会場にて販売いたします。

石川さんの言葉と共に、未知への旅を味わう一夜に。

石川直樹 Naoki Ishikawa
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。2016年に水戸芸術館ではじまった大規模な個展『この星の光の地図を写す』が、新潟市美術館、市原湖畔美術館、高知県立美術館、北九州市立美術館、東京オペラシティ アートギャラリーに巡回。同名の写真集も刊行された。2020年には『たくさんのふしぎ/アラスカで一番高い山』(福音館書店)、『増補版 富士山にのぼる』(アリス館)を出版し、写真絵本の制作にも力を入れている。

【新型コロナウイルス感染対策について

・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・会場入口に設置した消毒液で、手指の消毒をお願いいたします。
・受付時に体温チェックをさせていただき、万が一体温が37.5度以上あった場合、入場をお断りいたします。
・咳エチケットのご協力をお願いいたします。
・厚労省が推奨する新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのダウンロードをお願いいたします。
・会場の座席は前後左右の感覚を開けて配置いたします。
・換気のため入口ドアを開放いたします。暖かい服装でお越しください。
・状況によってはイベント中止の場合もございます。あらかじめご了承ください。

トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。

日時:1/15(金) 19:30 ~ 21:00 (受付19:00〜)
料金:1,500円 ※要 事前支払
支払い方法:クレジットカード / 銀行振込、またはリーダンディート店頭にて
定員:20名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)

【お申込み方法】
定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

2020-12-30 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

芸術家たち2 原画展

読んで学べる入門者のためのアートガイドブックシリーズ『芸術家たち』。著者の河内タカさんのやわらかな語り口で、教養として知っておきたい「アート」を楽しみながら学ぶことができます。

そのシリーズ第二弾は「ミッドセンチュリーの偉人 編」。プロダクトデザイン、建築、グラフィックデザイン・アートを切り口に、アメリカの黄金期に活躍した芸術家たちを丁寧に掘り下げていくことで、ミッドセンチュリーという時代の正体に迫ります。

今回、本書の挿絵を担当されたサンダースタジオさんの原画を展示販売いたします。ジョージ・ナカシマ、アレキサンダー・カルダー、ソール・バスなど、芸術家たちの特徴を温かなタッチで捉えた、遊び心溢れるイラストレーションをぜひお楽しみください。

河内タカ / Taka Kawachi
高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学。卒業後はニューヨークに拠点を移し、アートや写真に関する展覧会のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。30年に渡った米国暮らしの後、2011年1月に帰国。2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口 アメリカ編』、及び『ヨーロッパ編』(ともに太田出版)を刊行。2019年には『芸術家たち1[建築とデザインの巨匠 編]』をAKATSUKI PRESSより刊行した。京都に本社を置く便利堂の海外事業部を統括しながら、日本経済新聞紙の『美の十選』をはじめ、『and Premium』(マガジンハウス)などへ定期的に執筆を行っている。

SANDER STUDIO / サンダースタジオ
文化服装学院卒業。MJイラストレーションズ卒業。出版・広告でのイラストレーションやキャラクターデザイン、アニメーションなど、クスッと笑えるイラストレーションを制作。

会期:2021年 1/9(土)〜1/17(日)

2020-12-23 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

石黒亜矢子『九つの星』原画展

絵描き・絵本作家として活躍する石黒亜矢子さんが長い間大切に温めてきた奇妙で愛しい世界での冒険ファンタジー『九つの星』。西荻窪のギャラリーURESICAさんから刊行されました。

彗星との衝突で弾けた特別な星。不思議な力と特別な輝きを持つ星のかけらを追って、子供達は旅立ちます。幼馴染のヨンとムウとともに、九つの星で出会う様々なものたち。二人を待つ母の元へ、九つの星のかけらを無事持ち帰ることができるのでしょうか。

絵本原画全点と関連作品の展示、サイン本やオリジナルグッズも販売します。

会期:12/5(土)〜12/20(日)

2020-12-13 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

Johanna Tagada Hoffbeck 個展「From brown to pink, from pink to green」

このたび、フランス出身のアーティスト、ジョアンナ・タガダ・ホフベックの広島では初となる個展を開催いたします。「From brown to pink, from pink to green」と題した今回の個展では、春という季節をつぶさに捉えた、庭で過ごすひとときを彷彿とさせる新作の写真を展示いたします。

タガダ・ホフベックは、イギリスのエセックスとフランス北東部の森に囲まれた田園地帯アルザスにそれぞれ庭を持っています。作物の生育に最適な、温暖な気候のアルザス。今年初旬、新型コロナウイルスの影響によるロックダウンとフランス国内の厳しい移動規制によって身動きが取れないなか、彼女が自己と向き合った場所こそがアルザスでした。「長い間、私は躍動の中に静寂を見出していましたが、ここでは静けさの中にある動きと出会いました」と、彼女は世界中を旅したことを思い出しながら記しています。今、彼女の旅はその庭を通じ、彼女自身が歩んできた道へと続いています。静寂に包まれた瞬間、一人きりで過ごしたひととき、そして父・ティエリーと共に庭仕事をして過ごした日々が、彼女の写真には織り交ぜられています。二人がどのように挿し木をし、花束を作り、大切な人に手渡すのか。切り落ちた花を手の中で愛でながら、ハーブティーをお供に何でも語り合う様子を、写真を通して見ることができます。二人の会話は満ち引きするさざ波のよう。静かに作業をしている時はそれぞれ夢想に耽っているようです。

孤独とつながり、タガダ・ホフベックはその両方を写真の中で優しく捉えています。自然の営みに敏感に、そして感受性豊かに。彼女の園芸に対する愛情の源泉は、園芸の才を持つ祖父母が種を撒き、そして育ったもの。いくつかの写真にも写っている同じ土地でガーデニングをしていた祖父母の園芸への愛が、まるで雑草やきのこが生い茂るように彼女の作品にも広がっていきました。それは植物と人との間にあるささやかな関連性。彼女はよく絵を描きますが、彼女の写真もまた絵画のように色彩豊かで表現力があり、常に視覚的な調和を見出すことができます。この間に撮影された写真はすべて『Analog Diary』というタイトルの35mmフィルム作品の一部であり、撮影の数ヶ月後に現像されました。アナログのゆっくりとした作業工程と触覚的な性質は、彼女にとっては、アイデアを植え、後で収穫するような感覚がしたそうです。

今年はウイルスが社会に蔓延し、私たちの世界はほぼすべてが縮小してしまいましたが、そのような中でも、私たちは心の安らぎを得ていました。 彼女にとっては庭が聖域となり、そして何よりも写真を撮ることで、先行きが見えない現在の生活様式を具体的に実践しています。カメラを片手に、生家から毎日10分かけて庭まで歩き、写真を撮る -種類・色・形・質感など丁寧なビジュアルカタログを作る- ということは、この特異な期間において、新しい生活様式となりました。 私たちが不安を感じたときに散歩することには理由があり、心と身体のバランスが乱れたとき庭に向かうことには理由があるのです。いのちはいのちを生む。「この庭は希望を与えてくれました」とタガダ・ホフベックは最後に記しています。彼女にとって庭は自由を意味していました。

会期中は、彼女が主宰するPoetic Pastel Pressの出版物やポストカードなども販売いたします。また、作品は全て販売いたします。

Text Joanna Cresswell and Poetic Pastel Press 2020.
Translation by READAN DEAT

Takashi Homma 2018

Johanna Tagada Hoffbeck ジョアンナ・タガダ・ホフベック
1990年、フランス生まれ、ロンドン在住。ペインティング、ドローイング、インスタレーション、彫刻、映画、写真、やわらかく繊細でエコロジカルなメッセージが含まれたテクスト、など様々なメディアを用いるアーティスト。グループ展多数。個展としては「Épistolaire Imaginaire- Merci 」(Galerie Jean-Francois Kaiser, 2017)、「Take Care – きをつけて」(Nidi Gallery, 2018)。 2014年に、コラボレーションプロジェクト Poetic Pastelを設立。2018年に出版プロジェクト「Journal du Thé – Contemporary Tea Culture」始動。2018年には最初の作品集「Daily Practice」(InOtherWords) が出版されている。
https://www.johannatagada.net/

2020-10-19 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed