EXHIBITION & EVENT

うしろめたさが持つ力 -文化人類学入門-


『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)の著書、松村圭一郎さん(岡山大学文学部准教授)によるゼミ風味のトークイベント。

エチオピアで20年近くフィールドワークをする中で見えてきた国家や市場というシステム、社会の成り立ち、わたしとあなたの関係性。公平な世界を実現するために私たちに何ができるのか。その手がかりが「うしろめたさ」にある?一見、ネガティブなように思える「うしろめたさ」が持つ力とは。

これまでの価値観が揺さぶられるような時間になるかもしれません。

いつもうんうん悩みながら本の紹介文を考えているのですが、あるときそのSNSの投稿を読んだ方から「Amazonでも買えるけどここで買いたかった」という、飛び跳ねるほど嬉しい言葉をかけてもらったことがあります。それは本書が言うところの、「脱感情」的である経済活動に、「共感」というズレが生じた瞬間でした。人類学にはこの世界の見方を再構築するヒントがあるのでは?と興味深々。まっさらな状態で聴いてもらいたいお話です。
――清政光博(READAN DEAT店主)

申し込みいただいた方に、ある「テキスト」をお送りします。事前に読んでいただくと当日より楽しめると思います。

 


松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
1975年、熊本生まれ。京都大学大学院修了。岡山大学准教授。専門は文化人類学。富の所有と分配、貧困や開発援助などについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『ブックガイドシリーズ 基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)がある。

 

日時:10/28(日)16:00〜18:00(受付15:30より)
料金:2,000円
定員:20名
場所:READAN DEAT

※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

2018-09-08 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed