EXHIBITION & EVENT

OKATAOKA exhibition「WALL OF SOUND」

多方面で活躍するイラストレーター・オカタオカさんの音楽をテーマにした作品集『WALL OF SOUND』の原画展を開催します。Neil Young、スピッツ、Yo La Tengo、Kacey Johansing、Khruangbin、Kings Of Convenience、荒井由実など、自身で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズを収録しています。

作品の展示販売のほか、書籍やグッズも並びます。

OKATAOKA exhibition「WALL OF SOUND」
会期:9/20(土)〜10/5(日)※初日オカタオカさん在廊

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イラストレーターになりたての頃、ある編集者にポートフォリオを見てもらう機会があった。「どんな仕事がしたいの?」と訊かれたので、「音楽が好きなのでミュージシャンのアルバムジャケットとか描いていきたいです。」と答えると、「まぁ好きな仕事だけではイラストレーターとしてやっていけないけどね。」と言われた。

あれから十数年、運良くイラストレーターとしてなんとかやっていけているが、今でもやはりアルバムジャケットのイラストレーションは憧れの仕事のひとつだ。

本書に収録した作品は、自分で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズ。あくまで勝手にやっていることなので誰からも修正を受けることもない、夢のような楽しい時間だっだ。

今回、作品を描いていく中で、ふとファンアートという言葉が思い浮かんだ。ファンアートとは既存の作品(主にアニメや漫画、ゲームなど)をもとに描かれた二次創作物のことだが、”WALL OF SOUND” は僕にとってのファンアートなのかもしれない。

この作品たちがいつか僕の好きなミュージシャンに届いて、さらにジャケットの依頼が来たりしたら本望だが、まずはご覧いただいたみなさんに「この作品はどんな曲なんだろう」とか、「あの曲のどの部分からイメージしたんだろう」とか、色々妄想を膨らませて楽しんでもらえたら嬉しい。

オカタオカ

オカタオカ| OKATAOKA
桑沢デザイン研究所卒業。2022年より東京から鹿児島へ拠点を移す。書籍、アパレル、広告など幅広い媒体にイラストレーションを提供するほか、ペインティングだけでなくセラミックやウッドカットなど多様な手法で作品を制作している。近年は鹿児島発のカーアクセサリーブランド〈HIGHWAY/南国灰道倶楽部〉を立ち上げるなど、その活動は多岐にわたる。車と犬が好き

2025-09-12 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed