Author Archive
【11/17 日】大竹昭子の〈写真をより深く見るためのワークショップ〉
36名の写真作品をとりあげ、そこに何が写っているか、どんなことが伝わってくるか、なにを感じるかなどを軸に一点一点の写真を語る、文筆家・大竹昭子さんの著書『迷走写真館へようこそ』。批評するのではなく、知識を伝えるのでもなく、人と写真の関係や見ることの奥行きを探っていく、かつてない写真エッセイです。今回、大竹さんをお招きして〈写真をより深く見るためのワークショップ〉を開催いたします。
ふだん私たちは写真を見るとき、まずだれが撮ったかを気にしますが、本書ではそのことが一旦横に置かれ、一点の写真をひたすら見つめて、そこに何が見いだせるか、どんな状況を撮ったものか、またそこから滲みでる感情などが語られています。
それと同じことを参加するみなさんと一緒におこなうワークショップです。あらかじめ参加者にご自身の撮った写真を送っていただき、当日はそれを上映して写真に写っているものをひとつひとつ言葉にし、背後にある物語を自由に想像しつつ、写真との新しい付きあい方を見つけていきます。
以下、大竹昭子さんからのメッセージです。
スマホには写真がたくさん入っているけれど、見直す機会が減っていませんか。それらをみんなで見ながら言葉にしていくワークショップで、参加者のみなさんが主役です。
言葉にするにはじっくり見なければならず、すると見逃していたことがいっぱいあるのに気がつきます。参加者には事前に〈人物が写っている写真〉を1点送っていただきますが、高級カメラである必要なし。スマホで充分。「美しく決まっている」写真よりは、ちょっと奇妙だったり、笑えたり、考え込んだりする写真を待っています。
予約受付は、11/10(日)までですので、気になる方はぜひお早めにご予約ください。
大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1980年代初頭にニューヨークに滞在、文章を書きはじめる。小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。写真関係の著書に、『この写真がすごい』『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』などがある。リトルプレス「カタリココ文庫」を刊行するなど、個人としての活動も多い。https://katarikoko.stores.jp
トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。
日時:11/17(日) 16:00 ~ 18:00 (受付15:30)
料金:2,500円
定員:13名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「大竹昭子WS」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
※参加者には事前に人物(大きくても小さくてもOK )が写っている画像1点をメールで送って頂きます。詳細はお申し込み後にお伝えいたします。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
藤岡亜弥ワークショップ「まなざしを読む」vol.2
日々オンラインで膨大な数の写真が世の中に生み出されている時代。誰もが気楽にコミュニケイトできる一方で、もっと踏み込んだ自己表現としての写真を求めている方もいるのではないでしょうか。
このワークショップでは、講評と撮影を通して、写真の見方・まとめ方を、参加者と共に学びます。講師は広島在住の写真家・藤岡亜弥さんです。写真の中に何が写り、どんな面白さが潜んでいるのか。たくさんの写真から何を選び、どのように組み合わせるのか。写真に対して解像度を上げて「読む」ことを目指します。
あまりに写真が簡単に撮れるようになってしまったいま、何がいい写真なのか、どうしたら作品として見せることができるのか悩んでいる人は多いと思います。と同時に、だからこそカメラを持つ人それぞれが写真家になり得るとも言えますが、ここでは上手い写真を評価し合うのではなく、それぞれが撮る、見る、見せるを繰り返しながら自分の表現とはなにかを探していきます。
写真は、なにげない日常を”特別な日常”にし、自分が写したものでありながら、そこには自分自身が映し出されてもいて、内なる自分と出会う道具でもあります。そんな写真のおもしろさを共有し、視覚的な物語を紡ぎ、写真を読み、語る。小さな発見が重なり合い発展していくワークショップになればと思っています。
藤岡亜弥
藤岡亜弥 Aya Fujioka
広島生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業。2007年文化庁派遣海外留学生としてニューヨークに滞在。その後 2012年に帰国。現在広島にて制作活動を行う。主な作品に「さよならを教えて」「離愁」「私は眠らない」「川はゆく」がある。「さよならを教えて」でビジュアルアーツフォトアワード、「私は眠らない」で日本写真協会新人賞を受賞。「川はゆく」で 2017年第 41 回伊奈信男賞受賞。2018年林忠彦賞、2018年木村伊兵衛写真賞受賞。
日程:
・第1回:11/2(土)18:00-21:00 _ 参加者の今までに撮影した写真作品の講評
・第2回:11/3(日)11:00-14:00 _ 広島市内での撮影実習
・第3回:11/10(日)18:00-21:00 _ 撮影実習以降の新作の講評会
定員:8名
場所:リーダン・ディート
料金:16,500円(税込)
※このワークショップは、全3回に参加できる方を対象としております。
※事前のお支払いをもって、申し込み完了とさせていただきます。
定員となりましたので受付終了とさせていただきます。
【10/12 土】『ぼくらの「アメリカ論」』(夕書房)刊行記念 青木真兵 × 光嶋裕介 トークイベント「今、アメリカを問い直す」
奈良県東吉野村で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開きつつ、執筆活動などを行う青木真兵さんと、建築家・光嶋裕介さんのトークイベントを開催いたします。
分断が進み、ますます混沌とする世界情勢の鍵を握る国、アメリカ。
目前に迫った大統領選の行方さえいまだ見通せない10月下旬、青木さん、光嶋さん、そして米文学を研究する白岩英樹さんが自らの中の「アメリカ」を問い直す『ぼくらの「アメリカ論」』が夕書房より刊行されます。
思想家、建築家、文学者。東吉野、神戸、高知--専門も居住地も違う3人が、互いの言葉に刺激されながら「アメリカ」「日本」、そして自らを見つめる、対話型リレーエッセイです。
配本前、できたてほやほやの本書の刊行を記念し、アメリカとは無縁だと思っていた青木さんと、アメリカで生まれ育った光嶋さんに、今アメリカを考える意義やお2人にとってのアメリカについて、お話をお聞きします。
青木真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村で自宅を私設図書館として開きつつ、執筆活動などを行っている。著書に『武器としての土着思考 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール─土着の知が生まれるところ』(晶文社)、妻・青木海青子との共著に『彼岸の図書館─ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著に『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)がある。
光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。博士(建築学)。早稲田大学理工学部建築学科修了。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など。著書に『ここちよさの建築』(NHK出版 学びのきほん)、『これからの建築―スケッチしながら考えた』『つくるをひらく』(ミシマ社)、『建築という対話 僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)、『増補 みんなの家。―建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)などがある。
トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。
日時:10/12(土) 19:00 ~ 20:30 (受付18:30〜)
料金:1,500円
定員:30名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「アメリカ論トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
安藤智 個展「輪郭をなぞる」
東京を拠点に活動する画家・安藤智さんが木々や花、草木、空などのモチーフが色鉛筆でのびのびと、ユニークな形で描いた作品集『輪郭をなぞる』(FUJITA)。本書の刊行を記念した展覧会を開催いたします。会期中は作品集やzine、グッズの販売も行います。
「私がゆるく続けていることのひとつにスケッチがある。その場所に出向いて絵を描くということ、そこで直に見ることができるものや見えているものを、私はとても頼りにしているところがある。スケッチをはじめる前の、ただ同じように並んでいて、全部が見えているだけという状態に期待している。よく見えているから見えるものがあって、よく見えているから描けるものがある。スケッチをするとこういう感覚を思い出すので面白い。」
安藤 智 Tomo Ando
画家。大阪府生まれ。東京都在住。京都峨峨芸術大学短期大学部専攻科混合表現コース卒業後、同校附属芸術文化研究所研究生修了。油彩、ドローイングを中心に作品を制作。個展や、書籍の装画などのイラストレーションとして発表。作品集は『DOG DOG DOG DOG』、『安藤智作品集』など。
https://tomoando.com/
会期:9/14(土)~23(月・祝)
大原大次郎「HAND BOOK TOUR in HIROSHIMA」
手書き文字をはじめとするアナログで身体的な手法を駆使し、音楽、装丁、広告、ロゴの分野で活躍する、グラフィックデザイナー・大原大次郎さん。現代のデザインシーンに大きな影響を与えてきたその仕事を、プロセスや考え方とともに紹介した作品集『HAND BOOK』(グラフィック社)の刊行記念展を開催いたします。
大原大次郎 Daijiro Ohara
タイポグラフィを基軸としたグラフィックデザイン、イラストレーション、映像制作などに従事するほか、展覧会やワークショップを通して言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ〈もじゅうりょく〉、ホンマタカシによる山岳写真と登山図を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太、イルリメと共に構成する音声記述パフォーマンス〈TypogRAPy〉などがある。著書に『HAND BOOK:大原大次郎 Works & Process』(2023, グラフィック社)、編著に『作字百景』(2019, グラフィック社)などがある。
大原大次郎「HAND BOOK TOUR in HIROSHIMA」
会期:9/4(水)〜9/9(月)
【9/7 土 16:30〜】大原大次郎 × 立花文穂 トークイベント
大原さんと親交のあるアーティスト 立花文穂さんをお招きしたトークイベントを開催します。デザインや文字の話など、ざっくばらんにお話をお聞きします。
トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。
日時:9/7(土) 16:30 ~ 18:00 (受付16:00〜)
出演:大原大次郎、立花文穂
料金:2,000円
定員:40名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
※定員となりましたので、受付終了とさせていただきます。