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3/26(土)小原真史トークイベント「人間の展示 -資料で読み解く人類館-」
万博、と言えば、太陽の塔がシンボリックな1970年の大阪万博を連想する方も多いと思いますが、第一回のロンドン万博は1851年にまで遡ります。
当初は世界各国が新しい産業技術の成果を競い合う側面が強かったのですが、やがて植民地拡大を目指す帝国主義国の、国威アピールの場と変容していきます。
日本で行われた内国勧業博覧会もその流れを汲み、1903年の第五回内国勧業博覧会では植民地・台湾のパビリオンが建設されました。さらに、民間の施設として「人間」を展示する「学術人類館」と呼ばれる施設も登場しました。
今回、インディペンデント・キュレーターの小原真史さんが、長年リサーチを重ねてきた学術人類館について、貴重な資料と共にお話してくださいます。当時、植民地や異文化に対してどのような眼差しが向けられていたのかを探ります。
小原真史 (こはら・まさし)
キュレーター・映像作家。1978年愛知県生まれ。監督作品に『カメラになった男 写真家中平卓馬』(2003)がある。2005年に「中平卓馬試論」で重森弘淹写真評論賞、2016年に第24回写真協会賞学芸賞を受賞。
IZU PHOTO MUSEUM研究員として「荒木経惟写真集展 アラーキー」、「宮崎学 自然の鉛筆」展、「増山たづ子 すべて写真になる日まで」展、「小島一郎 北へ/北から」展などを担当。
単著・共著に『時の宙づり 生・写真・死』、『富士幻景 近代日本と富士の病』、『戦争と平和〈報道写真〉が伝えたかった日本』、『森の探偵 無人カメラが捉えた日本の自然』など。
日時:3/26(土) 18:00 ~ 19:30 (受付17:30〜)
料金:1,500円 (配信視聴:1,000円)
定員:15名
会場:READAN DEAT
このイベントはオンライン配信(イベント後2週間視聴可能)も行います。
詳細・お申込みは以下リンク先からご確認ください。
オンライン配信チケット申込みページ
【リアルでのイベント参加のお申込方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「小原さんトークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
製本講座 -上製本 第3期-
自分の手で作品集を製作してみたいというアーティストの方や、製本の知識と技術を身につけたいという方に向けた、手製本の講座を開講します。今回は、手縫いによるA5サイズの布貼り上製本(ハードカバー)を、3回に分けて製作します。(画像は前回製作したサンプル)
講師は、社会問題に纏わる歴史や記憶を主なテーマとして制作に取り組み、手製本による写真集がニューヨーク近代美術館の図書館にも収蔵されている、広島出身の写真家・藤井ヨシカツさん。
手製本を媒体とした表現で国内外から評価される藤井さんに、上製本づくりを基礎から学びます。
藤井ヨシカツ Yoshikatsu Fujii
広島県出身。東京造形大学で映像を学んだのち、2006年より写真制作を開始。社会問題に纏わる歴史や記憶を主なテーマとして制作に取り組み、作品はアメリカ、ヨーロッパをはじめ国内外で展示された。離婚した両親と自身との関係をテーマにした作品「Red String」は、2014年に少部数限定の手製本による写真集として発表された。同書はパリフォト・アパチャー財団写真集賞などにノミネートされたほか、米タイム誌をはじめとする2014年のベスト写真集の一冊に選出されるなど注目を集めた。2015年以降は故郷の広島に拠点を移し、長期的な調査プロジェクト「ヒロシマ・グラフ」の制作に取り組んでいる。このプロジェクトは広島に生まれた被曝3世としての視点から、誰も知ることのなかった歴史の証言や広島に生きてきた人々の軌跡、風化していく戦争の爪痕にあらためて眼を向け、後世へと伝えていく取り組みである。写真集「Red String」「Hiroshima Graph – Rabbits abandon their children」はともにニューヨーク近代美術館(MoMA)図書館に収蔵されている。
https://www.yoshikatsufujii.com/
日程:第1回 _ 3/11(金)、第2回 _ 3/25(金)、第3回 _ 4/8(金)
時間:各回 19:00 〜21:00
定員:6名
場所:READAN DEAT
料金:合計 16,500円(材料費込)
【用意していただくもの】
カッター、カッター替刃、カッターマット(A3サイズ)、定規(30cm以上)、筆記用具、おてふき用のタオルまたはウェットティッシュ
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。
『リーチ好き』刊行記念 岩井窯 山本教行 作陶展
鳥取県岩美郡岩美町に工房を構える、岩井窯・山本教行さんが、深く敬愛する英国の陶芸家バーナード・リーチの作品を、写真とことばで綴った『リーチ好き』(今井出版)。この本の出版を記念した、山本教行さんの作品展を開催します。
会期:3/5(土)〜3/ 13(日) 会期中無休作家在廊日:3/5(土)※3/6までのまん延防止等重点措置の期間延長などを考慮し、このたびの作家在廊は取り止めとなりました。
3/5(土)、6(日)のご来店について
・店内の混雑を避けるため、作陶展にお越しのお客様は初日と2日目のみ予約制とさせていただきます。
・11~18時までの各 50 分間の入れ替え制です。
・各時間帯 定員4組様(ご同伴 は1名様まで)です。
来店予約専用ページのカレンダーから、3/5(土)、6(日)のご来店希望の時間帯をクリックしてください。
(1)11:00 – 11:50
(2)12:00 – 12:50
(3)13:00 – 13:50
(4)14:00 – 14:50
(5)15:00 – 15:50
(6)16:00 – 16:50
(7)17:00 – 17:50
同伴人数に関わらず予約人数を「1」として、必要事項を入力してご予約をお願いいたします。
内容確認後、ご予約確定のメールをもって、予約完了とさせていただきます。
ご予約は両日共、1 週間前の 19 時に開始します。
3/5(土)のご予約:2/26(土)19 時から
3/6(日)のご予約:2/27(日)19 時から
※複数回のご予約などは、こちらで調整させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
来店予約専用ページ
https://airrsv.net/iwaigama/calendar
ご購入作品の点数について
作品点数に限りがあるなかで、多くの方に手に取っていただきたいという思いから、このたびご購入点数を、お一人様5点までとさせていただきます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
「頁をめくる音で息をする」出版記念トークイベント
広島で本にまつわるイベントなどを企画する、あいだprojectさん主催のトークイベント当店で開催します。
尾道で「古本屋弐拾dB」を営む藤井基二さんの『頁をめくる音で息をする』(本の雑誌社)の出版を記念して、トークイベントを開催いたします。本の雑誌社のweb連載を元に書き下ろされた、藤井さんにとって初となる随筆集。
タイトル、装丁のデザインや本文のフォント、目次、写真…そして文章は言わずもがな、隅々まで藤井さんの美学がいきわたっているような、そんな一冊です。
今回は広島市中区の本とうつわの店READAN DEAT店主の清政光博さんに聞き手となってもらい、藤井さんが本を出版するに至った経緯や、本に書ききれなかったエピソードなどをお話してもらう予定です。自らを「戦場から逃げ出した脱走兵」と例え、深夜の尾道で「これしかないと思った」本屋を開く藤井さんと、文化的な場所が消えてゆく地元に「憤りを感じて」本屋を開いた清政さん。
全く違うようでいて、どこか通じるものがあるようにも感じるお二人に、なにかと騒がしい最近の世の中について、はたまた町の本屋のあるある的なよもやま話まで、いろんなお話をお聞きできたらと思います。
【登壇者プロフィール】
藤井基二(ふじいもとつぐ)
1993年広島県福山市生まれ。尾道の古本屋弐拾dB(にじゅうでしべる)店主。2020年に『雑居雑感』を編集・発刊。2021年「Web本の雑誌」の連載に日記と新規エッセイ書き下ろした初の随筆集『頁をめくる音で息をする』(本の雑誌社)出版。
清政光博(せいまさみつひろ)
1981 年広島県三原市生まれ。READAN DEAT(りーだんでぃーと)店主。店では本のほか、作家のうつわや民藝の品も扱う。2020年出版レーベル「bibriver」を創立。同年に山田洋次のスリップウェア作品集『LETTER OF SLIP』を出版。
日時:2/9(水) 開場 17:30 / 開演 18:00
会場:READAN DEAT(広島市中区本川町2-6-10 和田ビル203)
定員:15名
料金:2,000円
●会場にお越しのお客様へ
新型コロナウィルス感染予防対策といたしまして下記のご協力をお願いします。・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・会場入口に設置した消毒液で、手指の消毒をお願いいたします。
・咳エチケットのご協力をお願いいたします。
・換気のため入口ドアを開放いたします。
・ソーシャルディスタンスの観点から、通常30席のところ座席数15席となります。
・状況によってはイベント中止の場合もございます。あらかじめご了承ください。
ご予約はこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfy4fdo8cIL4FqO02vG0IqqQ1WzvDKABstkRGemTcWOBfrtpA/viewform
●オンライン参加のお客さまへ
このイベントはオンライン配信もいたします。
下記の応募フォームからお申し込みください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/…/02it2hyj41521.html…
※オンライン参加料は1,500円です。
※オンライン参加のお申し込みは2月9日16:00までにお申し込みください。
※イベント終了後2週間のアーカイブで視聴できます。
【2/19 土】石川直樹トークイベント 「奥能登 / ネズミ/ 飛び込み」
写真家・石川直樹さんの最新の写真集3冊をテーマにしたトークイベントを開催します。
かつては海路から最新の文物が移入する文化の最先端の地だった奥能登で、地域の伝統行事から高校生の部活風景、場末のスナックに至るまで春夏秋冬を写しとった一冊『奥能登半島』。
COVID 19、緊急事態宣言、東京オリンピック、再開発… 2020-2021年にかけて、非日常の路上を舞台に、パンデミック下を生きる人々と跳梁するネズミたちを這って追って捉えた異色の写真集『STREETS ARE MINE』。
香川県立総合水泳プールの野外飛び込み台で練習する小学生から高校生の子どもたちの、水面に到達するまでのわずか1.8秒を、フィルムの中判カメラによって写し留めた『MOMENTUM』(※2月下旬発売予定・随時予約受付中)。
三冊三様、全く異なるテーマでありながら、いずれも石川さんの探求心が結実した写真集についてのお話です。トーク終了後は『奥能登半島』『STREETS ARE MINE』のサイン会を行います。
石川直樹 Naoki Ishikawa
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。2016年に水戸芸術館ではじまった大規模な個展『この星の光の地図を写す』が、新潟市美術館、市原湖畔美術館、高知県立美術館、北九州市立美術館、東京オペラシティ アートギャラリーに巡回。同名の写真集も刊行された。2020年には『たくさんのふしぎ/アラスカで一番高い山』(福音館書店)、『増補版 富士山にのぼる』(アリス館)を出版し、写真絵本の制作にも力を入れている。
【新型コロナウイルス感染対策について】
・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・会場入口に設置した消毒液で、手指の消毒をお願いいたします。
・受付時に体温チェックをさせていただき、万が一体温が37.5度以上あった場合、入場をお断りいたします。
・咳エチケットのご協力をお願いいたします。
・換気のため入口ドアを開放いたします。
・状況によってはイベント中止の場合もございます。あらかじめご了承ください。
トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。
日時:2/19(土) 19:00 ~ 20:30 (受付18:30〜)
料金:1,500円 ※要 事前支払
支払い方法:クレジットカード / 銀行振込、またはリーダンディート店頭にて
定員:30名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「石川直樹トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 4. 支払い方法 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。