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甲斐啓二郎 写真展「Shorve Tuesday」

2012年から2018年に、世界の5つの祭り、イングランド・アッシュボーンのShrovetide Football、秋田県美郷町の竹打ち、ボリビア・マチャで行われるTinku、ジョージア・シュフティのLelo、長野県野沢温泉村の道祖神祭りの火付けを撮影した、写真家・甲斐啓二郎の写真集『骨の髄』。連続する写真からは、肉体がぶつかり合う音、ほとばしる汗と立ち昇る湯気、言葉にならない音声が聞こえてきます。

今回、写真集に収められた、イングランドの小さな町で行われるトラディショナルなフットボールを行う人々を撮影したシリーズ、「Shorve Tuesday」の展示を行います。帰国後、現像してみるとボールの写真は一枚もなく、撮れていたのは「まるで狩猟でもしているかのような生々しい人間の姿」。スポーツの始原と言ってもいい格闘する祭りを、写真を通してご体感ください。

甲斐啓二郎 / Kai Keijiro
1974年 福岡県生まれ
1997年 日本大学理工学部卒業
2002年 東京綜合写真専門学校卒業
2012年 TOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバーとして活動を始める
2016年 塩竈フォトフェスティバル写真賞 特別賞 受賞
2016年 第28回 写真の会賞 受賞
2020年 第20回 さがみはら写真賞 受賞

甲斐啓二郎 写真展「Shorve Tuesday」
会期:3/6(土)〜3/21(日)

2021-02-12 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

山響屋POP-UP SHOP

福岡の郷土玩具店・山響屋のPOP-UP SHOPを開催します。今回で三回目となる今年はどんな出会いがあるのでしょうか。店主の瀬川さんの著書『郷土玩具ざんまい』とあわせてお楽しみください。

会期:2/6(土)〜2/21(日)

2021-02-07 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

LETTER OF SLIP

スリップウェアは、板状にした土の表面に、スポイト器具などで文様を描く型作りの陶器。手の軌跡のダイナミズム、下地と美しいコントラストを織りなすスリップウェアは、民藝の先人たちに始まり、多くの人を魅了してきました。

山田洋次さんは、本国イギリスのスリップウェアを創作の原点としつつ、精力的に新しい表現に取り組んでいます。美術家・望月通陽さんとの出会いをきっかけに取り組んだ文字の文様もその一つ。言葉から生まれた文字の文様には、父であり、陶芸家であり、一人の人間である山田洋次そのものが色濃く反映されています。

本書『LETTER OF SLIP』では、2020年春に制作した文字のスリップウェアを収録。本自体をスリップウェアとして見立て、表紙の題字は作家本人がスポイト器具で一冊ずつ手書きしました。また、本を保護するビニールカバーは釉薬を見立てています。

山田洋次 Yoji Yamada
1980 滋賀県生まれ
2002 信楽窯業試験場 小物ロクロ科 修了。
2003 大阪日本民芸館の展示ポスターで古い英国のスリップウェアを知る。
2007 渡英。Maze Hill Pottery にてLisa Hammondに師事。soda glaze(ソ−ダ釉)を学ぶ。
2008 帰国後、古谷製陶所勤務。職人的仕事を学ぶ。
2013 滋賀県信楽町田代にて築窯。

『LETTER OF SLIP』 ¥4,000+税

A5サイズ 128ページ フルカラー 日英表記
ソフトカバー + ビニールカバー
限定200部

表紙題字:山田洋次
写真:田頭義憲
スタイリング:矢吹菜美
デザイン:清政光博
英文翻訳:Matt Mangham、栗栖恵子
印刷・製本:シナノ書籍印刷株式会社
発行:bibriver

WEB SHOP

bibriverは、READAN DEATの出版プロジェクトです。

2021-02-07 | Posted in BOOKSComments Closed 

 

山田洋次 作品集刊行記念展「LETTER OF SLIP」

信楽でスリップウェアを制作する山田洋次さんの作品集『LETTER OF SLIP』の刊行を記念した作品展を、1/23(土)〜1/31(日)の会期で開催いたします。
本の詳細はこちら

山田洋次 作品集刊行記念展「LETTER OF SLIP」
会期:1/23(土)〜1/31(日)
初日作家在廊 ※会期中無休

2021-01-13 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

石川直樹トークイベント「地上に星座をつくる」

北極海でシロクマと出会い、沖縄で漂着クジラの亡骸に手を合わせ、シベリアで流氷の誕生を見つめ、ユーコン川をカヌーで下りアラスカへ。富士山に海抜0メートルから登り、知床でヒグマと一夜を過ごし、ペルー、チベット、パリ、サハリン、ベトナム、カナダ、オーストラリア、能登、国東、白老、鹿児島、宮古島。

写真家・石川直樹さんが未知の世界と出会い続ける7年間を綴った新刊『地上に星座をつくる』の刊行を記念したトークイベントを開催します。また、コロナ禍で移動ができない今だからこそ、自らの足元を見つめ直した写真集『東京 ぼくの生まれた街』、シェルパの人びとに注目した新しい冒険絵本『シェルパのポルパ』シリーズ2作も会場にて販売いたします。

石川さんの言葉と共に、未知への旅を味わう一夜に。

石川直樹 Naoki Ishikawa
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。2016年に水戸芸術館ではじまった大規模な個展『この星の光の地図を写す』が、新潟市美術館、市原湖畔美術館、高知県立美術館、北九州市立美術館、東京オペラシティ アートギャラリーに巡回。同名の写真集も刊行された。2020年には『たくさんのふしぎ/アラスカで一番高い山』(福音館書店)、『増補版 富士山にのぼる』(アリス館)を出版し、写真絵本の制作にも力を入れている。

【新型コロナウイルス感染対策について

・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・会場入口に設置した消毒液で、手指の消毒をお願いいたします。
・受付時に体温チェックをさせていただき、万が一体温が37.5度以上あった場合、入場をお断りいたします。
・咳エチケットのご協力をお願いいたします。
・厚労省が推奨する新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのダウンロードをお願いいたします。
・会場の座席は前後左右の感覚を開けて配置いたします。
・換気のため入口ドアを開放いたします。暖かい服装でお越しください。
・状況によってはイベント中止の場合もございます。あらかじめご了承ください。

トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。

日時:1/15(金) 19:30 ~ 21:00 (受付19:00〜)
料金:1,500円 ※要 事前支払
支払い方法:クレジットカード / 銀行振込、またはリーダンディート店頭にて
定員:20名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)

【お申込み方法】
定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

2020-12-30 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed