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吉森慎之介『その火は燃えているか』写真展
青森、三内丸山の縄文遺跡で出会った栗林のルーツに、数千年前の祖先たちの物語を想像したことから現代に残された自然の輪郭に、その地に生きた縄文人の姿を重ね合わせることが出来るのではないかと考えます。集落跡、周辺の自然など縄文人たちのかつての生活圏に赴き、現代の自然に古代の原風景を重ねたランドスケープ。
積層より掘り起こされ、技術や智慧あるいは見えない力を纏った遺物を写しとったスティルライフ。同じだけ堆積した時間、彼らがその心象を土に遺したように、吉森は光を以ってそれを収めようとしました。
自然世界への在り方を示し、この国の基層に文化の種火を残し去った縄文人たち。原初の日本で命を燃やした彼らは物語となり、私たちの生きる現代に今も息衝き、その火は絶えることはありません。
今回はその写真集『その火は燃えているか』の出版を記念した写真展を開催します。
吉森慎之介
写真家。1992 年⽣まれ、熊本県出⾝。都内スタジオ勤務を経て2018 年に独⽴。各地の⾵景を訪ね、その⼟地の持つ背景や⾃然の事象に⾃⾝の⼼象を重ね、写真に収めている。
会期:6/24(土) ~ 7/10(月)
【6/25 日 17:00〜】吉森慎之介『その火は燃えているか』トーク
写真家・吉森慎之介さんの写真集『その火は燃えているか』、写真展2日目の6/25(日)に、無料のアーティストトークを開催します。本書を見ながら、縄文時代の話や制作経緯についてお話を伺いします。
日時:6/25(日) 17:00 ~ 18:30
料金:無料
定員:20名(ご予約の方優先)
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「吉森さんトーク」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
【7/7 金】大竹昭子トークイベント「カタリココ文庫の これまでとこれから」
大竹さんがホストになり、様々なジャンルのゲストを招いたトークと朗読のイベント<カタリココ>から生まれた書籍レーベル、「カタリココ文庫」。トークを再構成した「対談シリーズ」、大竹さんによる小説、エッセイ、批評などを収めた「散文シリーズ」があります。第1期10号に続いて、第2期がスタート。その第1号として、画家・大竹伸朗さんについての書き下ろし『姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論』が先日刊行されました。
「私はカタリココ文庫をはじめてようやく、自分のやりたいことにたどり着けたような気がしています」と語る大竹さん。今回のトークイベントでは、大竹さんにとって重要な「横断的思考」を実践できる場であるカタリココ文庫について、これまでと、そしてこれからについてお話をお聞きします。
大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1980年代初頭にニューヨークに滞在、文章を書きはじめる。小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。小説作品は、人間の内面や自我は固定されたものではなく、外部世界との関係によってさまざまに変化しうることを乾いた筆致で描き出し、幅広いファンを生んでいる。昨年7月に『図鑑少年』『随時見学可』『間取りと妄想』につづく4冊目として最新刊『いつもだれかが見ている』(亜紀書房)を上梓。 写真関係の著書も多く、『この写真がすごい』『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』などがある。写真も撮る。無類の散歩好き。
リトルプレス「カタリココ文庫」スタートを年3冊のペースで刊行するなど、個人としての活動も多い。
トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。
日時:7/7(金) 19:30 ~ 21:00 (受付19:00〜)
料金:1,500円
定員:30名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「大竹昭子トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
及川静香のひとり陶器市
及川静香さんの器は、 和洋中問わず日々の家庭料理が映える普段着の器。ざざっと簡単な炒め物もぐんと美味しそうに引き立つので、日々の食卓でレギュラー選手として活躍してくれます。
及川さんは実直な人柄で黙々と仕事に取り組まれていますが、器を並べるとパッとにぎやか。素朴な粉引から色釉など様々な器を手がけています。
及川さんが作陶する益子町は陶芸の町と知られ、毎年春と秋に、大規模な陶器市が開催されています。最後の画像はこの春の陶器市での及川さんのテント風景。今回の展示も、作るよろこび、選ぶたのしみを分かち合えるような、さながらひとり陶器市の雰囲気でお伝えできればと思います。
及川静香
1982年 岩手県生まれ
2001年 益子陶芸倶楽部に勤務
2006年 益子町にて独立
2008年 益子町で新たに築窯
会期:6/3(土)〜6/18(日)
※初日作家在廊
藤本徹 朗読会『青葱を切る』
青葱を買ってくる
ひとまとめに小口切りにする
涙がでてくる
ビールを開ける
ラジオをつける
おそろしいことが聞こえてくる
青葱を切る
涙がでる
今夜は湯豆腐
明日は肉豆腐
土曜日は友人の結婚式
日曜日はライブを観に行く
そうすると
月曜日はとうぜん
ひとりでふらりと立ち飲み屋
だから来週の火曜日に
また
湯豆腐を拵えるだろう
そのときまだ
葱は腐っていないだろう
十日は余裕で日持ちする
危なくなったら冷凍すればいい
けれどそんなあいだにも
おそろしいことは進行していく
抗っているひとたちがいる
声をあげているひとたちがいる
「青葱を切る」冒頭2ページより
東京在住の詩人 藤本徹さんの詩集『青葱を切る』は、2016年に自費出版され、個人書店を中心に取り扱いが広がり、一年足らずで藤本さんの手元からすべて旅立っていきました。しばらく手に入れることができない状況が続きましたが、この本に惚れ込んだ大阪の書店 blackbird booksから、新版として昨年刊行されました。今回は藤本さんをお招きし、『青葱を切る』の朗読会を開催します。
日時:6/11(日) 17:00 ~ 18:00 (受付16:30〜)
料金:1,500円
定員: 20名
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「藤本さん朗読会」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
万力整体室「体の声を聞くワークショップ」
万力春乃(まんりきはるの)さんがが主宰する万力整体室は、無理やり体を動かすのではなく、呼吸とイメージをつかって体の変化をうながす、施術・セッション・トークを含めた思考と実験と観察の活動。
今回のワークショップでは、座った状態でできるセルフケアと、気づいてるようで気づいていない自分の体について、万力さんの手ほどきを受けながら、言葉を通して向き合うグループセッションを行います。
万力春乃(まんりきはるの)
広島を拠点に活動する出張整体師。私たちはいつだってよりベターな状態になろうとしている、と信じている。そこに気持ちよく向かっていけるように手伝う意識で、基本の姿勢は手をそえるだけ。趣味は実験と観察とひらめくこと。整体施術以外にも疲れにくい体の使い方とセルフ整体のワークショップ、カードを使った占いや散歩をしながらのカウンセリングをおこなっている。
日時:5/30(火) 昼の部:13:00 ~ 14:30、夜の部:19:30 ~ 21:00 ※昼の部は定員となりました
料金:1,500円
定員:各10名
会場:READAN DEAT
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。