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タラブックス『水の生きもの』アートプリント展

手漉きの紙に、シルクスクリーンの印刷、製本にいたるまでひとつひとつ手作りの出版社 「タラブックス」。南インドからやってくるタラブックスの絵本は独特の色、デザイン、 手触り、香り…それらに魅了されてベストセラーとなったタイトルもいくつもあります。

その中でも代表格が『水の生きもの』。本書の中からアートプリントにした作品を展示販売をいたします。

また製作過程で出来るフルークペーパーの販売もいたします。フルークペーパーは試し刷りをした紙ですが、
いくつかの図柄の偶然の重なりは世界に 1枚の作品ともいえます。

手仕事から生みだされる、特別な佇まいの絵本の世界をお楽しみください。

会期:2/11(日)〜3/11(月)

企画協力:㈱みにさん・田中優子事務所

2024-02-14 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

甲斐啓二郎写真展「綺羅の晴れ着」

国内外の伝統的な祭り、特に大勢の参加者による激しい動きを伴う格闘的な祭事を長年撮影する写真家・甲斐啓二郎さんの写真展を開催します。今回の展示では、日本各所の裸祭りを取材した新刊写真集『綺羅の晴れ着』(禅フォトギャラリー)からの写真と動画作品を展示します。


みればわかるが、参加者ははだかである。衣服を脱ぎ捨て、身体の自由を得たはだかの参加者が、咆哮し踊り、汗や体臭を互いに撒き散らし、肉と肉をぶつけ合う。私はその混沌の中に身を投げ出し、がむしゃらに撮影している。その群衆の中にいると、体臭は出どころがわかりにくい分、咆哮する声や汗よりも、妙な存在感があり不気味に感じる。だから、汗で濡れた肌と肌が触れ合い体臭が群衆を覆う時、心地悪さと同時に恐怖心が芽生えてくる。その心地悪さと恐怖心は、そこにいる者の感覚を鋭敏にし、意識や自我が引き剥がされた、わたしであってわたしでない身体を呼び覚ます。社会の中で生きている意味や目的(そんなものが最初からあるのかわからないが)は吹き飛び、野性をむき出しにするのである。

甲斐啓二郎 写真集あとがきより


甲斐啓二郎 Keijiro Kai
1974年福岡県生まれ。2002年東京綜合写真専門学校を卒業。スポーツという近代的概念が生まれる以前の世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表している。2016年Daegu Photo Biennale(韓国)、2018年Taipei Photo(台湾)、2019年Noorderlicht International Photography Festival(オランダ)などの国際展に参加。個展多数。主な出版物に『Shrove Tuesday』(TOTEM POLE PHOTO GALLERY、2013年)、『手負いの熊』(TOTEM POLE PHOTO GALLERY、2016年)、『骨の髄』(新宿書房、2020年)などがある。2016年、写真展「手負いの熊」「骨の髄」で第28回写真の会賞を受賞。2020年に写真集『骨の髄』にて第20回さがみはら写真賞を受賞。2021年、同写真展にて第45回伊奈信男賞を受賞。

甲斐啓二郎写真展「綺羅の晴れ着」
会期:2.17(土)〜3.3(日) ※2/18 作家在廊

2024-02-07 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

【2/4 17:00-】トークイベント「中国山地に住む話・亀岡の小屋を愛でる話」

『みんなでつくる中国山地』は、中国山地で持続可能な地域づくりを目指す活動の記録として、100年続くことを目標として刊行される年刊誌。最新号となる第4号の刊行を記念してトークイベントを開催します。

今号の特集「さて、どう住む?」をお題に、空き家リノベーションやそれによる地域再生など、中国山地で起きている実践的な新しい動きについて、本誌編集メンバーの森田一平さん、田中輝美さんにお話していただきます。スペシャルゲストとして、本誌にも寄稿する『小屋の本 霧のまち亀岡からみる風景』の著者・辰巳雄基さんをお招きし、京都・亀岡の風景を代表する「小屋」の魅力についてもスライドを見ながらお話していただきます。また、今回のトークはオンラインでの配信も行います。

登壇者:
・森田一平(特定非営利活動法人江の川鐵道/島根県邑南町)
・田中輝美(ローカルジャーナリスト/島根県立大学)
・辰巳雄基(蒐集家/調査員)

日時:2/4(日) 17:00 ~ 18:30 (受付16:30〜)
会場:READAN DEAT
定員:20名
料金:1,500円(オンライン視聴の方は1,000円)

【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「中国山地トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。

オンライン視聴の方はこちらからお申込みください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02u3dp92xwh31.html

2024-01-12 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

平野愛 写真展『moving days』

―――いつか誰かの「いいさようなら」のために。

家中が素っ裸になっていくような日々。心はざわつき、ものは乱れ、そしてまた整っていく。離れていくもの、残っていくもの、揺れ動きながら浮かび上がり続ける暮らしの生身。なぜだろう。わたしはそんな風景が愛おしい。” 2018年発行 私家版「moving days」より

住まい・暮らし・人をテーマに撮影から執筆まで幅広く手がける写真家の平野愛が、2018年に私家版「moving days」を発表してから5年。コンセプトとタイトルを引き継ぎ、新たに7組の引っ越しに密着した最新写真集『moving days』(誠光社刊)の写真展を開催いたします。

日常と非日常のひととき。その隙間に寄り添いフィルムカメラで見つめた風景の数々。

オリジナルプリントの展示と、引っ越しが少し楽しくなるような什器の展示、軍手とステッカーの販売も予定。


<在廊予定日> 12/16・12/30  12:00-18:00


【12/16(土)、12/30(土)12:30-17:30】
今年さいごの ”小さな思い出写真館

・上記の在廊中、写真集をお買い上げの方への思い出に記念写真を撮影します
・平野のスマホでその場でお撮りした写真をinstaxでプリント&1冊につき1撮影1枚プレゼント
・既にお買い上げくださった方は写真集ご持参で1冊につき1撮影1枚プレゼント
・焼き増しは1枚550円(税込)で3枚まで可能です
・写真のセレクトは平野にお任せいただきます その場のその光で
・お一人でもお二人でも思い出は色々に
・フィルムがなくなり次第終了とさせていただきます

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写真・文:平野愛
ブックデザイン:仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura)
展示設計:西山広志(NO ARCHTECTS)
什器制作:neo projects & laboratory
協力:岡崎麗・和井内洋介・美和・ノイ・林怡芬・ユホン・渡邉香織・ニナ・仲村健太郎・小林加代子・岡崎洋人・原口聡子・森下昇平・しんご・千咲・ぽぽ  
制作協力:松川祥広・助口優衣(Photo and Colors Inc.)

2023-12-12 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

【12/11 月】東直⼦トークイベント「今⽇を覚えておくために」

広島⽣まれの歌⼈・作家の東直⼦さんが、この冬刊行する2冊の最新作。1冊は2017年の1月1日から12月31日まで、毎朝、その日の空の様子を綴った初の詩集『朝、空が⾒えます』。もう1冊は歌人で作家のくどうれいんさんとの共著で、お互いの短歌に触発されて紡いだ新感覚の歌物語『⽔歌通信』。今回、この新刊発売を記念して、東さんのトークイベントを開催いたします。

幼少期を過ごした広島での思い出、短歌を詠むきっかけとなった経緯、⼩説や短歌の魅⼒、新刊についてなど、たっぷりお話を伺います。また新刊からの朗読も予定しています。

さらに、参加者から事前に短歌を募集して、なんと東さんに選評していただきます。お題は「12⽉」。短歌の応募は自由参加ですが、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

トークの聞き手は東さんの大ファンでもある、TJ Hiroshima 編集部 ⼭根尚⼦さん。寒い季節に⼼温まる時間をお届けします。尚、当日は著書購入者にサイン会も実施します。

東 直⼦(ひがし なおこ)
歌⼈、作家。1996 年「草かんむりの訪問者」で第7 回歌壇賞、2016 年『いとの森の家』で第31 回坪⽥譲治⽂学賞受賞。歌集『春原さんのリコーダー』『⻘卵』、⼩説『とりつくしま』、歌書『現代短歌版百⼈⼀⾸』、エッセイ集『⼀緒に⽣きる』、書評集『レモン⽯鹸泡⽴てる』、絵本『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町⽥尚⼦)など。最新刊は短編集『ひとっこひとり』。「東京新聞」「中国新聞(中国歌壇)」「NHK広島ひるまえ直送便」等の短歌選者。

トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分のギャラリーです。

日時:12/11(月)19:00 ~ 20:30 (受付18:30〜)
料金:1,500円
定員:40名 ※事前予約制
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)

※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

2023-11-14 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed