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善き門外漢
「愛着をもって自由に遊ぶ」という、門外漢(アマチュア)としての態度を真ん中に据えた
『善き門外漢 』のvol.0が入荷しました。ファッションの仕事に携わるなかで感じていた違和感。
それと反比例するかのように高まっていく文学への情熱。そんな状況のなかで
ファッションジャーナリストの林央子さんの展覧会に心打たれてスタートしたリトルプレスです。
印刷と製本以外は全て自分でやってみよう!とか堂々とこの人の影響を受けた!とか
門外漢だからこそできること言えること。何かが読む人に飛び火します。
¥880+税
murren Special edition
『murren』は、2009年の秋から、THE NORTH FACEとのコラボレーション企画
「山でパンとスープの会」を開催してきました。年3回、 季節ごとに、東京周辺の日帰り山へ出かける
ごく小さな集まりは、山に登ってみたい方、山がお好きな方は誰でも(ただし女性限定です)
気軽に参加できる 会として続いています。特徴は、山に登ってスープを作って食べて下りてくる
ただそれだけですが、2014年の秋で15回目を迎えます。
今回の番外編では、これまでに登った山と作ったスープ10回分をまとめたもの。
週末に身近な山に登る楽しさ、山頂で一杯のスープを食べる幸せを感じる一冊です。
本文を半分に折れば、表紙の厚紙に挟み込んで小さく収納でき、山の携行にも便利な作りとなっています。
¥500+税
Suburban Portraits
大阪のCalo Bookshop & Cafeさんの10周年を祝して画家のnakabanさんとともに作られた小さな本。
店主の石川さんの「絵の本なんだけど旅に持っていけるような、コンパクトで何度読んでも飽きない本」
というリクエストに答えて作られたシンプルな手製本は、この本を手に取った人が「これなら私も!」と
本が作りたくなるような本という裏テーマもあります。
ページ端はわざとぎざぎざのカットになっています。
印刷はシルクスクリーン。nakabanさんと石川さんの手製本で、200部限定。エディション入り。
¥3,500+税
いかにしてともに生き、ともに学ぶか
東京写真美術館運営委員、NTTインター コミュニケーションセンターのコミッティを務め
東京藝術大学では先端芸術表現科の新設と、常に新しい芸術表現の振興に尽力されてこられた
伊藤俊治氏にオルタナティブな学びの場についてお話しいただいた2014年3月の講演録。
バウハウスやF.L.ライトのタリアセンなどこれまでの優れた試みを振り返りつつ
これからの芸術教育に求められるビジョンを親しみやすい言葉で語っています。
アートだけでなく、学びの現場に携わる幅広い人たちがヒントを得られる1冊。
この冊子は、フランス装風のアンカット仕上げになっています。お読みになる際にご自身で
ペーパーナイフ等でページをカットしてください。カットしたページの端が不ぞろいになりますが
手作業による造本の味わいとしてお楽しみください。
¥500+税
読書の秋に
ハロウィンも終わり11月になりました。日中もぐっと冷えるこの季節、
暖かいお部屋でコーヒーでも飲みながらの読書、いかがでしょうか。
ポップ・カルチャーの書き手として偉大な足跡を残した川勝正幸の「ポップ中毒者」シリーズ。
好きな映画や音楽にたいして並々ならぬ愛情がほとばしっています。
『ポップ中毒者の手記(約10年分)』¥1,200+税
『ポップ中毒者の手記 2(その後の約5年分)』¥1,200+税
『21世紀のポップ中毒者』¥1,200+税
『ポップ中毒者最後の旅: 2008~2012』¥2,700+税
バックパッカー、ハイカーのバイブルとして全米で圧倒的な支持を得た日本語版の完全覆刻。
翻訳は日本にアウトドア文化を定着させた芦沢一洋。かなり分厚い文庫サイズ。
アウトドアに関する知識がぎっしりで心を山へと向かわせる一冊です。
『遊歩大全』¥2,200+税
小豆島の小さな出版社サウダージ・ブックスから刊行された瀬戸内にゆかりのある人物に
スポットを当てた2冊。人気の画家nakabanさんの装画も素晴らしいです。
『瀬戸内海のスケッチ―黒島伝治作品集』¥2,000+税
『「一人」のうらに―尾崎放哉の島へ』¥2,000+税
多くの人に惜しまれながら2013年12月に閉店した南青山の喫茶店「大坊珈琲店」。
・大坊珈琲店のマニュアル ・写真 ・寄稿 で構成された
静ひつな本そのものにも店の美学を感じます。装丁は猿山修さん。
『大坊珈琲店』¥3,000+税
平成生まれのフードブロガー、平野紗季子さんのエンターテイメント食エッセイ。
食べもの・食べることにマニアック。〈人の家の麦茶〉はまさに!と思わされました。
小学生の頃につけていた食べ物日記では某居酒屋チェーン店をバッサリ。すてきです。
『生まれた時からアルデンテ』¥1,500+税
道具の進化によって料理は使用人ではなく自らが行なうものとなり、また楽しむものとなった。
キッチンに並ぶ料理道具の数々はどのように発明され、改良されてきたのか?
こうした新たなテクノロジーが食材の調理方法や人類の味覚や嗜好、さらには食習慣や食文化を
どのように変化させてきたのかを読み解く、誰も書かなかった料理道具の歴史!
(※オビの紹介文より。一部略しています)
先日来日していた雑誌wiredの元編集長ケヴィン・ケリー氏の『テクニウム』にも通じる内容です。
『キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化』¥2,800+税
普段はリトルプレスを中心に紹介していますがそれ以外にも新刊書籍や古書も取り扱っています。
大型書店のような品揃えではありませんが気に入ってもらえる一冊があれば嬉しいです。