THANK YOU
つるとはなを読んで
ひとつの時代を生きてきて、今も、そしてこれから先の人生にもワクワクしている先輩たち。
てきぱきと料理教室をきり盛りされるホルトハウス房子さんとユーモアいっぱいの旦那さん。
アイルランドでパブを営むブレナン姉妹。子育てを終えてからギャラリーの世界に飛び込んだ
ギャルリーワッツを主催する川崎淳世さん。鎌倉のスナックで常連客の相手をする木村ママ。
若者にはちょっとやそっとじゃ真似できない、力みのない自然体の姿に憧れます。
つい先日のことですが、とても元気だった81歳の祖母が突然他界しました。
周りもびっくりしたのですが本人が一番驚いたと思います。(翌日の旅行の準備をしていたようです)
竹を割ったような性格で、自分が店をはじめることに最後まで反対していたのも祖母でした。
趣味はカラオケ、社交ダンス、書道、etc。人のお世話が大好きで友人も多かった祖母ですが
繊細で気の弱い面があったんだと葬儀のあとで聞きました。
いくつになっても魅力的な先輩には、快活さ、しなやかさが備わっていると思います。
その人のストーリーは決して派手ではないかもしれませんがじんわりと心が暖まります。
『つるとはな』をゆっくりと読んでいて、そのように思いました。
この夏、祖母がご祝儀袋を持って店に来てくれたときは照れましたが嬉しかったです。
自分も先輩に負けないよう楽しんでいきたいと思います。
ハンバーガー
8/6
早いものでオープンから1ヶ月半を過ぎ、店に立つ日々にも慣れてきました。
私事ですが実は広島市内に住むのは今回が初めて。
本川沿いをのんびりと自転車で通いながら「住みやすくて良い街だなあ」と実感しています。
そして穏やかな川面を見ていると、この街で、この日起きた出来事を自然と考えてしまいます。
恥ずかしい話、小学生の頃からたくさん学んできたにも関わらず
どこか遠い過去の話として捉えていたところがありました。
その街の、その土地の記憶とともに生きる。
どんな場所であっても、それを意識することがなかったとしても
暮らすということはそういうことなのかもしれません。
MEKURU
キッシュ