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BE HAPPY in 2019 & 2020

毎年アっという間に一年が終わりがちですが、今年は本当にアっという間、半角で表現したくなるほど例年よりも早く感じました。それもそのはずで、振り返ると展覧会やトークイベントなど合わせて計34本の企画を開催、さらに毎月(6月・12月はお休み)ゲストを招いた茶話会企画・ナイトREADAN DEATも加えると本当に毎月たくさんのイベントがありました。
6/18には5周年を迎えることができ、企画商品「HOSHIMADO」もお披露目。5年前には想像できなかった沢山の出会いに支えられています。
今年は店の外でもトークイベントに呼んでいただくことが多い一年でした。いずれも広島で本にまつわるイベントを企画する「あいだproject」さん主催のイベント。本に関わる個性派な人たちとの出会いは純粋に楽しい!
9月にオープンした三川町のホテル「KIRO」の選書もさせてもらいました。広島をベースに活動する人が多く関わっていて、こうしてメンバーとして参加できることが嬉しいです。
また、今年は当店から徒歩1分の距離にある建築事務所・SHDL内のギャラリー「A not B」で展示やトークイベントを企画させてもらえたことも非常に大きな変化で、企画できる内容の幅がグッと広がりました。2020年も色々と企画進行中です。
足早に振り返ってみましたが、2019年は新しい経験をさせてもらうことができ、次の年に繋がる土壌づくりにもなりました。
ちなみに1月のラインナップは、
トークイベント
1/19(日)坂口恭平さん
1/24(金)石川直樹さん
企画展
1/12(土)〜13(日)shink tankという輸入雑貨店のPOP-UP SHOP
1/18(土)〜26(日)ノッティングの椅子敷展
となっています。ナイトREADAN DEATも毎月ではなくなりますが、2020年も継続して開催していきます。
店を通してBe happyを共有するアーティストTHOMAS KONGのように、2020年もお客さんと一緒に自分自身も楽しみつつ精進していきたいと思います。

THOMAS KONG
https://thomaskong.biz/
【1/24】石川直樹トークイベント

1/24(金)19:30 – 21:00
石川直樹トークイベント「ガッシャーブルムⅡ & K2 / まれびと」
現地のバルティ語で「美しい山」という意味を持つ、パキスタン・中国国境に位置する世界第13位の山 ガッシャーブルムⅡ(8035m)。2019年夏、石川さんは4年ぶり二度目となるK2遠征に向かいましたが、悪天候のため山頂を目前に撤退を決意。無念の想いでの下山後、そのまま帰国することを選ばず、K2登山直後の疲労困憊のなかで未知の山塊であるガッシャーブルムへ向かいました。トークイベント前半は、スライドを交えながら今回のヒマラヤ遠征についてお話していただきます。
後半は、日本の来訪神儀礼を一冊にまとめた最新写真集『まれびと』についてのお話。日本列島に数多く残されている異形の神を迎える儀礼。それらは海や山の彼方から現れる来訪神であり、彼岸からやってくる魂でもあるという石川さんが、10年以上に渡って撮影し続けたまれびと。2018年11月には8県にわたる10件の来訪神儀礼が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
トーク後はヒマラヤシリーズ7作目となる『GasherbrumⅡ』(SLANT)、2011年のエヴェレスト行を中心に構成された集大成的な一冊『EVEREST』(CCCメディアハウス)、世界に誇る日本列島の「来訪神儀礼」を網羅した『まれびと』 (小学館)を対象としたサイン会を行います。



石川直樹 Naoki Ishikawa
1977年東京生まれ。写真家。
東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。
最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、水戸芸術館や初台オペラシティをはじめ全国6館を巡回した個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。
http://www.straightree.com
日時 / 2020年 1月 24日(金)19:30〜21:00(受付18:30より)
料金:1,500円
定員:80名
会場:穴吹デザイン専門学校
(〒732-0826 広島県広島市南区松川町2-24 穴吹広島第一ビル)
※こちらより詳細な行き方をご確認いただけます。
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「石川直樹トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
12月のおやすみ

12月と年末年始のスケジュールです。
お休み:12/3(火)、12/6(金)、16(月)、17(火)
年末年始:12/30(月)〜1/3(金)
加藤かずみ個展「glaze」
12/7(土)〜15(日)会期中無休
気取らないけれど品のある、洋食器を中心とした磁器をつくる加藤かずみさんの釉薬(=glaze)をテーマにした個展を開催します。初日7(土)は神泡ビアカップでビールの試飲会も開催。
http://readan-deat.com/blog/2019/11/13/glaze/
HOLY’S 保里尚美 個展「ゴフスタインと私 展」
12/21(土)〜29(日)会期中無休
広島で活動するニット作家・HOLY’S 保里尚美さんが影響を受けた絵本作家 M.B. ゴフスタインの絵本からインスピレーションを受けた個展を開催します。会期後半はタッセルキーホルダーをつくるワークショップも開催します。
http://readan-deat.com/blog/2019/12/02/goffandme/
忙しい時期ですが、休暇中に読みたい一冊や、読書のお供のコーヒーカップやルームシューズを選びにお越しいただけましたら。
ゴフスタインと私 展



私が何かを作る時、またそれができた時、 そばにはいつも本があり、 『この色合いを閉じ込めたい」とか「こんなセーターを着てほしい」と想像しています。
ゴフスタインはインタビューで、「私が本の中で表現したいと思っていることは、自分が信じるすばらしい何かを作り出すために黙々と働く人の美しさと尊さです」と答えています。
私が編む仕事を始めて20年経ちました。 二十歳の頃、「ブルッキーのひつじ」に出会い、この仕事を始めて「ゴールディのお人形」を古本屋さんで見つけたのは決定的でした。
2017年12月20日、ゴフスタインは亡くなりました。
2019年12月21日より、「ゴフスタイン と私」展、始まります。
HOLY’S 保里尚美
シェットランド諸島の伝統的なセーターに使われるシェットランドヤーンを使ってニット小物やウェアを制作するHOLY’S 保里尚美さんの、アメリカの女性絵本作家 M.B. ゴフスタインの絵本からインスピレーションを受けた個展を開催します。「働くセーター」のフルオーダーのほか、手袋やルームシューズ、また絵本も販売いたします。
会期:12/21(土)〜12/29(日)会期中無休
保里さん在廊日時
21(土)、22(日)、28(土)、29(日) 11:00 – 19:00
23(月)〜27(金) 13:00 – 16:00
【12/28 土、29 日】タッセルキーホルダーのワークショップ

あなたの大切な仕事道具は、何ですか?ゴフスタインの絵本『ピアノ調律師』で、ピアノ調律師になると決めたデビーは、毎朝、師匠でもあるおじいちゃんと、絶対音感の基礎となるAの音をハミングで、音叉を鳴らし調音します。調律師にとって音叉は大切な仕事道具であるように、人それぞれの仕事の中で、欠かせない道具があると思います。大切な道具には、特別な何かを付けたいもの。Shetland yarnで作ったタッセルキーホルダーなら、心地よい手触りも楽しめます。


会期後半の28日と29日、Shetland yarnの原毛色でタッセルキーホルダーを作るワークショップを行います。タッセルにはご自分の名前を入れます。 編めない方でも大丈夫です。今年10月、十日市町にオープンした、広島でネルドリップ珈琲が飲める店「tsuyu coffee」さんの自家焙煎コーヒー付きです。 ご参加お待ちしています。
日時:12/28(土)、29(日)9:00~11:00
料金:4,000円 コーヒー付き
定員:各回 6名 ※28日は定員となりました
会場: READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「タッセルワークショップ」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 希望日(28日もしくは29日)3. 参加人数 3. 携帯電話番号 をご記入の上お申し込みください。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
『まとまらない人』坂口恭平トークイベント

「自分の解説本だと思ってた。でも「共感した」「安心した」「元気になった」と感想をもらう。みんな「まとまらない」って悩んでたんだね」
稀代の芸術家か? 革命家か? 誇大妄想狂か? 坂口恭平が強さも弱さもすべてさらけ出した、3日間のインタビュー。光速変幻自在男、矛盾に満ち溢れた矛盾のない(石川直樹談)全活動を語り尽くす。
「みんなだって、ちっちゃい頃、歌って踊って絵を描いてたでしょ? なんで今はしないの?」悩みや不安で息が詰まりそうな毎日。気持ちよく生きるために必要なのは、実はこんな言葉かも。
発売後に即重版された坂口恭平さんの新刊『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』(リトルモア)の刊行を記念して坂口恭平さんが全国ツアーを開催いたします。
広島は1/19(日)の18:30スタート。イベント後は『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』を対象としたサイン会も開催。坂口恭平さんのトークと音楽にぜひ耳を傾けてください。

トークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分の素敵なギャラリーです。

坂口恭平(さかぐちきょうへい)
1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年に路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(小社)を刊行。以降、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、そして音楽などを発表している。2011年5月10日には、福島第一原子力発電所事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立した。躁鬱病であることを公言し、希死念慮に苦しむ人々との対話「いのっちの電話」を自らの携帯電話(090-8106-4666)で続けている。12年、路上生活者の考察に関して第2回吉阪隆正賞受賞。14年、『幻年時代』で第35回熊日出版文化賞受賞、『徘徊タクシー』が第27回三島由紀夫賞候補となる。16年に、『家族の哲学』が第57回熊日文学賞を受賞した。現在は熊本を拠点に活動。2023年に熊本市現代美術館にて個展を開催予定。
日時:2020/1/19(日) 18:30~20:00 (受付18:00〜)
料金:1,500円
定員:60名
会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。