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夏葉社フェア


「何度も、読み返される本を」をテーマに島田潤一郎さんが立ち上げた吉祥寺の出版社、夏葉社。長らく絶版になっていた本の復刊や、知られざる作家や新しい書き手に光をあてた夏葉社の本には島田さんの愛と情熱も、そのプレーンな装丁に綴じられていて、同じ本を愛する人たちの心を掴んでいます。今回のフェアでは夏葉社の現行書籍を刊行当時の島田さんのコメントを添えてお届けします。
夏葉社WEB サイト
会期:5/1(水)〜5/12(日)
夏葉社・島田潤一郎さんトークイベント
最終日は島田さんをお招きしてトークイベントを開催します。一人出版社の先駆け的存在でもある島田さんに仕事のこと、本のことについてお話をお聞きします。
島田潤一郎(しまだ・じゅんいちろう)
1976年、高知県生まれ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。アルバイトや派遣社員をしながら、ヨーロッパとアフリカを旅する。小説家を目指していたが挫折。2009年9月に33歳で夏葉社を起業。著書に『あしたから出版社』(晶文社)。
日時:5/12(日)18:00-19:30(受付17:30より)
料金:1500円
定員:30名
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「島田さんトークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
Looking at different things / Doing the same thing







雑誌、広告を中心に活躍する写真家・濱田晋さんの作品集『Looking at different things / Doing the same thing』。アートディレクター / グラフィックデザイナー・ 吉田昌平さんが主宰する「白い立体」より刊行されました。濱田さんがこれまで撮りためてきた写真作品のほか、ドローイング、立体作品をまとめた初の作品集の刊行を記念した展覧会を開催します。
濱田晋 Shin Hamada
1987年兵庫県生まれ。主な個展に2016年「それから and then」 (ON READING、名古屋)、2017年「思考の練習」(UTRECHT、 東京)「FIGHT FOR MY RIGHT」(About Life Coffee Brewers、 東京)ほか。雑誌、広告を中心に活躍。東京在住。
shinhamada.com
濱田晋 作品集刊行記念展
Looking at different things / Doing the same thing
会期:4/10(水)〜22(月)※初日作家在廊
4月のお休み

4月のお休みは定休の火曜日です。超大型連休中も通常営業します。また、下記の日程はイベント準備のため通常より早く閉店させていただきます。
4/21(日)16時30分閉店 わたしをひらくしごと公開インタビュー
4/26(金)18時閉店 ナカムラケンタさんトークイベント ※満員御礼です
立花文穂さんの作品集「書体」の刊行記念展は4/7(日)まで。展示についての詳細はこちらにアップしています。
4/10(水)〜22(月)は写真家 濱田晋さんの写真集『Looking at different things/Doing the same thing』の刊行記念展。濱田さん初日在廊、平日ですが作品についてのお話を聞きにいらしてください。
4/27(土)、28(日)の二日間は「Gallery ONO in 和田ビル」。岡山で36年、オリエントの絨毯と考古美術を扱われているギャラリーONOの、和田ビルがご縁で実現した展示会です。
https://ameblo.jp/zempei/entry-12443774459.html
5/1(水)〜12(日)は夏葉社フェア。「何度も読み返される本を。」というテーマを掲げ、代表の島田潤一郎さんが立ち上げた一人出版社。刊行書籍の販売、12日は島田さんのトークも開催します。
http://natsuhasha.com/
※4/17(水)に予定しておりました、トークイベント「武田百合子さんについて知っていることを話そう」は諸事情のため中止させていただくことになりました。ご迷惑おかけし申し訳ありません。
書体 shape of my shadow


ポスターやロゴのデザイン、書籍の編集などを手がけるグラフィックデザイナーであり、紙や文字や本をテーマに国内外で作品を発表するアーティスト 立花文穂さん。
立花さんが手がけてきた文字の作品は、路上に落ちいている紙屑や作業場の床に散らばった紙切れの海から、“文字どおり”文字を拾い集めたコラージュや、数字やアルファベットや記号の活字を「とめ / はね / はらい」といったパーツとして組み合わせ、漢字や平仮名として再構成した活版印刷のアートワークなど、唯一無二のタイポグラフィです。
色褪せて所々汚れた紙の上で、見向きもされなくなったアノニマスな文字たちが糊やテープで切り貼りされて踊り出し、使われなくなった活字や罫たちが大胆なレイアウトで再びインクを身にまとう。ざらざらガサガサと紙の手触りや、物理的な積み重なりを眼で感じる作品です。



今回ギャラリースペースで展示中の新作のタイトルは「書体」。ストレートに解釈すると「フォント=文字」ですが、前述した作品とは異なり、文字として認識することができません。
高校生のころ石や銅に彫られた文字を
真似て筆で書いた。
文字が生まれるときのことを考えた。
ぼくは知らなかった線や形が不思議だった。
作品集『書体』の序文には、書道を学んでいた高校時代のエピソードが短く記されています。絵から生まれた漢字。絵だった頃の文字(象形文字)。文字以前の文字。筆を持ち、ビンテージの新聞用紙の上に、文字のような何かを墨で書く。そうして生まれたカタチは原始生命体のようなもの、読めそうで読めない文字未満のものなど、白と黒の世界で上下左右を自在に泳ぐ不思議なカタチ。
素材を元に作られるコラージュや活版印刷の作品と異なり、内側から訪れるイメージを身体の動きに変換し、指先から筆に伝え、書く。「書く体」が残したものは、立花さんの残像=影のカタチなのでしょうか。序文の締め括りで一つの答えが記されています。また、その余白も含めて立花さんのグラフィックデザインの原初的な萌芽のカタチでもあるように感じます。







立花さんのご実家は製本業を営んでいたこともあり、当時の製本機械を使用して、作品集を自ら手作業で製作しています。一枚一枚紙を折って順番に重ね、ガシャンガシャンと一枚一枚機械で束ねて綴じ、背の膨らみを押し潰し、重しを載せて平らにならし、糊を塗り表紙を貼ってようやく出来上がる、本という物体そのものが立花さんの作品でもあります。
¥3,750+税 350部限定
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わたしをひらくしごと公開インタビュー

花屋、革職人、獣医師、ダンサー、デザイナー、冒険家 他の誰とも似ていない仕事・働き方をしている、「肩書き = 自分自身」という15人のインタビュー集『わたしをひらくしごと』(アノニマ・スタジオ刊)。唯一無二でオリジナルな仕事を創りあげている人たちに、それまでの道のりや仕事についての思いを取材したインタビューをまとめた1冊です。
このたび刊行を記念して、著者 野村美丘さんによる、READAN DEAT店主への“公開インタビュー”を開催いたします。広島で本屋をはじめるまでの経緯や、厳しい書店業界で「しなやかに意地を張る」というその想いの先など、本音トークの90分。様々なジャンルの人に話を聴いてきた野村さんの視点を通して、自分と仕事の関係を見つめ直したい人、人生や仕事について考えたい人、刺激をうけたり、共感を得たりする時間になると思います。
野村美丘(のむら・みっく)
1974 年、東京生まれ。『スタジオ・ボイス』『流行通信』の広告営業、デザ イン関連会社で書籍の編集を経て、現在はフリーランスのインタビュー、 執筆、編集業。文化、意匠、食、旅、犬猫、心と体、ルーツなど、自分の 生活と興味の延長上をフィールドに公私混同で活動中。
清政 光博(せいまさ・みつひろ)
1981年広島生まれ。東京・下北沢の本屋B&Bと品川のエキナカ書店で2年間働いたのち2014年にリトルプレスや写真集、暮らしやデザインにまつわる本と、作家のうつわや民藝の品を扱う店、READAN DEAT(リーダンディート)をオープン。店内では企画展のほか、トークイベントやワークショップなども精力的に行っている。
日時:4/21(日)17:30〜19:00(受付17:00より)
料金:1,000円 ※当店で「わたしをひらくしごと」ご購入の方は半額
定員:30名
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「4/21公開インタビュー」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。