EXHIBITION & EVENT
白石ちえこ写真展「島影」


物心がついた頃、ペンギン島に行ったという曖昧な記憶があるのだが、島へ行く道すがら見かけた風景はぼんやりとしかよみがえらず、現実離れした絵の中の風景のようでもある。記憶の中で小さなシグナルを出すペンギン島は、まぼろしの島である。その島影は、仄暗い記憶の底にゆらゆらと漂っている。
1920〜1930年代に日本のアマチュアカメラマンの間で流行した「雑巾がけ」とよばれる写真技法で制作された、写真家・白石ちえこさんの「島影」を展示いたします。独特の霧がかったような陰影が、まぼろしのような記憶を写し出しています。店頭では同名の写真集を販売いたします。
白石ちえこ(写真家)
神奈川県生まれ。これまでにマレーシア、インドネシア、タイ、インド、ネパール、パキスタンなど世界各国を旅し、グルジアでのピロスマニの絵画との出会いなどを経て、2000年代より本格的に写真の世界に入る。主な個展、グループ展に 「アマリリス通り」(ギャラリー冬青、東京、2006)、「足利風景 – 旅の視線、 地の視線 -」(足利市立美術館、栃木、2010)、「トビリシ・フォト・フェスティバル 2016」(トビリシ、2016)、「サボテンとしっぽ」(リコーイメージングスクエア銀座、東京、2019)、「鹿渡り」(Mind’s eye Gallery、パリ、2019)、「島影」(Kokonton Gallery、ヴェネツィア、2019)など。「街道マガジン」(責任編集 尾仲 浩二)や、美術同人誌 「四月と十月」(編集長 牧野伊三夫)に参加。
楽曲提供:stabilo(speaker gain teardrop / electronic composer)
広島で活動を続ける轟音系バンド「speaker gain teradrop」のGu担当。バンド側では表現出来ない音楽を求め2002年ラップトップにて音楽製作を開始。2008年ベルギーのレーベル「u-cover」からアルバム「ovum」をリリース。エレクトロニカ /ポストロック/ 電子音響イベント「layer of perspectives」代表。2013年末から現在まで約5年間に渡るアンビエント/ドローンに焦点を当てたアルバム、EPを毎月連続でリリース。その他アメリカ、イギリス、ギリシャ、オーストラリア、スペイン、ポルトガル、インド等のレーベルから音源を多数リリースしている。
http://speakergainteardrop.com/stabilo/
企画:Sen Nakamori / READAN DEAT
会期:7/5(日)〜7/19(日)
はらぺこめがね絵本原画展 「にくのくに」



ローストビーフ、カラアゲ、ハンバーグ、ソーセージなど、食欲そそる肉料理と個性豊かな王様たちが登場する、夫婦イラストユニット 、はらぺこめがねの絵本『にくのくに』(教育画劇)の原画展を開催します。美味しそうなお肉の世界を目でご堪能あれ。
はらぺこめがね
原田しんやと関かおりの夫婦イラストユニット。食べることが大好きで「食べ物と人」をテーマに絵本制作を中心に活動中。
harapekomegane.com
会期:6/13(土)〜6/28(日)
【6/20 土】家族のにがおえ オーダー会
家族の雰囲気を色やカタチで自由にイメージして描く、はらぺこめがねの似顔絵オーダー会を行います。ご家族の雰囲気を掴んでもらうため、東京のはらぺこめがねさんのアトリエをつなぎ、zoomを使ってパソコンの画面越しにリモート顔合わせ。一枚の紙に家族の笑顔が広がります。


【日時】6/20(土)
【料金】お一家族(4名まで)4,000円
【定員】5組(残り1組 16:00〜の回)
【会場】READAN DEAT
※似顔絵は後日のお渡しになります。
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。
【6/21 日】にくのくに特製にくセット 予約販売
はらぺこめがねさんと意外な繋がりのある、岩国のハンバーガーショップ「ブロッコリグリル」の店主・原田さんにお願いして、特製肉セットをご用意していただきます。ローストビーフ、照り焼きチキン、ハンバーグ、ソーセージといった、絵本に出てくるようなボリューム満点のお肉たち、ぜひ絵本を見ながら味わってください。

にくのくに特製にくセット
・『にくのくに』(サイン入り)1冊
・にくのくに会場限定ポストカード 1枚
・ブロッコリグリル特製肉メニュー(ローストビーフ、てりやきチキン、ハンバーグ、ソーセージの予定)
税込3,000円(要予約・事前支払い)
限定10セット
※6/21(日)に店頭での受け渡しによる、持ち帰り専用セットです。
※お料理はお早めにお召し上がりください。
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「特製にくセット」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
山田洋次 個展「文字のスリップウェア 」

滋賀県信楽町でスリップウェアを制作する山田洋次さんのオンライン個展を開催します。
(6/14 更新)
無事に会期終了を迎えることができました。ご購入いただいた皆さま、ありがとうございました。
vol.1 レッドウェア
vol.2 焼締スリップ
vol.3「黄釉」
【皆さまへのお願いごと】
〈ご来店のお客様〉
・マスク着用でのご来店をお願いいたします。店内の状況によって、ご入店の人数制限を設ける場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
・店頭販売の作品も、webカタログ更新のスケジュールに併せて、3回に分けてご紹介させていただきます。あらかじめご了承ください。
〈通販ご利用のお客様〉
・作品カタログ(PDF)と併せて、作品在庫リスト(エクセルデータ)とリンクしたURLを、本ページにアップいたします。ご購入希望作品の在庫をご確認していただき、メールでご注文をお願いいたします。各カタログの最終ページにご購入の詳しい流れを記載いたします。
・ご売約は先着順とさせていただきます。お支払いはクレジットカード、銀行振込でお願いいたします。銀行振込はご入金が3日以上経過された場合はキャンセルとさせていただきますので、あらかじめご了承ください。お支払い手数料はご負担をお願いいたします。
・カタログは出来るだけ作品の特徴を捉えるよう工夫しておりますが、詳細画像などご希望の際は、LINEでやりとりさせていただけたらと思います。こちらより当店公式アカウント「友だち追加」をお願いいたします。
・ご購入作品の発送を、6/6(土)以降とさせていただくことを、何卒ご了承ください。今展ではカタログ制作の都合上、種類ごとに3回に分けて作品をご紹介させていただきます。カタログ上ではありますが、全作品を見ていただきたいという思いと、複数回に分けてのご注文を一度にまとめて発送することで、送料ご負担を減らしたいと考えております。
・ご購入作品の発送はヤマト運輸の宅急便を予定しております。また、ご購入金額の合計が、税込33,000円以上(複数回のご注文含む)のお客様には、送料無料で発送させていただきます。
【以下、文字のスリップウェア 概要】
スリップウェアは、板状にした土の表面にクリーム色の化粧土(スリップ)で文様を描く型作りの陶器。19世紀頃にイギリスの一般家庭の食卓で活躍していました。日常の雑器として誰も目を向けることがなかったスリップウェアに魅了され、日本に持ち帰り、その魅力を広めたのは、柳宗悦や濱田庄司といった民藝運動の創始者たちでした。
山田さんも本国のスリップウェアに感銘を受け、一貫してスリップウェアを作り続けています。古作を見て学び、近年は釉薬を掛けない、焼締のスリップウェアなど、精力的に新しい表現に挑んでいます。

今展のテーマは「文字」。縞や格子などの抽象文様とも、鳥や鹿などの具象文様とも異なる「文字の文様」です。文字として認識できる形状を保ちながらも、素早い筆致の伸び伸びとした線。陶芸を始めた頃の師の格言、好きなラジオ番組のセリフ、息子たちの口癖。何気ない身近な言葉、そして作家として指針となる言葉が描かれています。
言葉を文字で物語る。言葉にまつわるストーリーと共に作品を紹介していきます。スリップウェアの新たな可能性と、一人の作家の現在点を、共に感じることができる展覧会です。ぜひご期待ください。



山田洋次 Yoji Yamada
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場 小物ロクロ科 修了
2007年 渡英。Maze Hill Pottery にてLisa Hammondに師事
2008年 帰国。現在、信楽にて制作
会期:5/23(土)〜6/14(日)
安西カオリ・安西水丸「さざ波の記憶」出版記念展


安西カオリさんの初エッセイ『さざ波の記憶』(新潮社図書室)の出版を記念し、本に収録した、父・安西水丸のイラストレーションを展示します。鮮やかな青のインクで描かれた〈ブルースケッチ〉シリーズと、父との思い出や、日常に潜む美しさや可笑しみを綴った文章。娘と父のコラボレーションをお楽しみください。

『さざ波の記憶』 安西カオリ/文 、安西水丸/絵
青く黒い海。強い風が吹きつけ、白い波が岩肌にはじける。辺りを飲み込むような轟音に包まれ、海の前で立ちつくす。嵐が来たわけではない。父が幼少期を過ごしたという房総半島の港町・千倉で迎えてくれる海はいつもこんな感じだった……。幼少期の記憶を辿る「荒れた海辺の記憶」を始め、折に触れて綴った21編。父・安西水丸の遺した青インクのイラストが彩ります。
安西カオリ
東京都生まれ。エッセイスト、絵本作家。大学卒業後、新聞社・会社勤務を経て、執筆活動を始める。近著に『安西水丸のどうぶつパシャパシャ』(安西水丸と共著)。
会期4/11(土)〜4/20(月)※会期中無休
4/11(土)20時頃から展示作品をWEB SHOPにて期間限定で販売します。
(シルクスクリーン印刷、エディション各10点、水丸さん直筆のサイン入)
https://readan-deat.stores.jp/
【新型コロナウイルス対策についてのお願い】
・ご来店の際は、入り口に設置したアルコール除菌スプレーをお使いいただき、手の消毒をお願い致します。
・マスクの着用をお願い致します。入手困難な状況でマスクをお持ちでないお客様は、予約制でご対応させていただきます。お電話またはメールでご連絡ください。
・店内は十分に換気を行っておりますが、混雑するような状況になった場合、一時的に来店者数の制限を行う可能性もございます。
・県内の感染状況によって、急な内容の変更を行う場合もございます。あらかじめご了承ください。
マメイケダ個展「大味 小味 広島風味」

画家マメイケダさん初の絵本『おなかがへった』(WAVE出版)は、食べることが好きな四人家族の、日常ごはんの風景を描いた一冊。マメさんが描く食べものの魅力を大画面で味わえます。今回は絵本原画と新作もあわせて展示します。豪華で贅沢な料理ではなく、日々食べるものへの愛情を感じるマメさんのごはんの絵。広島風味の味付けも、乞うご期待。
マメイケダ
1992年島根県出雲生まれ大阪在住。高卒後、惣菜調理の仕事に勤めるが2013年秋頃から絵を描き始め退職して大阪に引っ越す。作品集に『味がある。』(誠光社)『ふうけい』『ふうけい2』(共にiTohen press)がある。2016年HBファイルコンペ仲條正義賞を受賞。書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表などを中心に活動。好きな食べ物は卵。
mameikeda.com
マメイケダ 『おなかがへった』絵本原画と作品展「大味 小味 広島風味」
会期:3/25(水)〜4/6(月)
オーダーイベント「映(ば)えないごはん絵」
誰かのイイネをもらうためではない、決してインスタ映えはしないけれど、あなたが愛してやまない食べものの絵をマメさんが描きます。
・写真(携帯画面でも可)を持ってお越しください。
・描く対象のごはんは一品とさせていただきます。
・正方形サイズで描きます。
・趣旨に合わせて、SNSにアップするよりもぜひご自宅などで飾ってお楽しみください。
日程:3/25(水)、4/5(日)、4/6(月)
時間:13:00〜、15:00〜、17:00〜
定員:各日 3名様
会場:READAN DEAT
料金:¥3,800(税込)
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。