EXHIBITION & EVENT

鈴木研一の写真+堀部安嗣のドローイング展

ガンツウ 大三島より photo by Ken’ichi Suzuki
ガンツウ 客室 photo by Ken’ichi Suzuki

書籍『ガンツウ|guntû』(millegraph)は、建築家の堀部安嗣さんが設計し、2017年、瀬戸内海に就航した客船「ガンツウ」の全容と瀬戸内ならではの風景によって、その世界観を表現しています。鈴木研一さんは、この本のために約1年半にわたり、ガンツウと瀬戸内を撮り下ろしました。

11/20(水)〜12/8(日)の会期で行う展覧会では、本書に未収録のものも含め、ガンツウとともに小さな島々に残る古い町並みや採石場など、あまり目に触れることのない瀬戸内のすがたを、オリジナルプリントでご紹介いたします。また、堀部さんの手描きによるガンツウのドローイングも併せて展示いたします。知られざる瀬戸内の風景と、それを追い求めたつくり手たちの思考のゆくえをご覧ください。

また初日の11/20(水)、堀部安嗣さんのトークイベントを開催します。美しい船のデザインとともに、新しい船旅のあり方によって、世界中から注目を集め、さる8月には、米国の雑誌『TIME』により「2019年 世界最高の場所100選」にも選ばれたガンツウ。堀部さんには、この仕事を通して、瀬戸内の風土や自然、文化をどのように受けとめ、設計に生かしたのか、お話しいただきます。 トーク後は堀部さんのサイン会も開催いたします。

堀部安嗣 (ほりべ やすし)
建築家、京都造形芸術大学大学院教授
1967年神奈川県生まれ。1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1991-94年益子義弘に師事。1994年堀部安嗣建築設計事務所設立。25年間に100超の住宅や店舗等を設計。2002年第18回吉岡賞、2016年日本建築学会賞(作品)受賞。見学できる作品に「ある町医者の記念館」(鹿児島)、「ひねもすのたり」(東京/阿佐ヶ谷)、「屋久島メッセンジャー」(鹿児島)、「イヴェールボスケ」(石川/加賀)、「竹林寺納骨堂」(高知)、「鎌倉山集会所」(神奈川)、「大山阿夫利神社 茶寮石尊」(神奈川)など。 著書に『書庫を建てる』(新潮社)、『堀部安嗣作品集』 (平凡社)、『堀部安嗣 建築を気持ちで考える』(TOTO出版)、『小さな五角形の家』(学芸出版社)、『住まいの基本を考える』(新潮社)など。北九州のTOTOミューアジムで展覧会「堀部安嗣の建築展 懐かしい未来へ向かって」を開催(2019年11月19日-2020年3月8日)
https://horibe-aa.jp

鈴木研一(すずきけんいち)
写真家 1965年名古屋市生まれ。1987年日本大学芸術学部写真学科卒業。1987年新建築社写真部。 2006年フリー。 2018年法政大学大学院デザイン工学研究科兼任講師。堀部安嗣、妹島和世、西沢立衛をはじめとする建築家諸氏の作品を精力的に撮影。主な書籍に『豊島美術館写真集』(millegraph, 2011)

ガンツウ ウェブサイト
https://guntu.jp

展示とトークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分の素敵なギャラリーです。

『ガンツウ|guntû』(millegraph)刊行記念
鈴木研一の写真+堀部安嗣のドローイング展

会期:11/20(水)〜 12/8(日)
休廊日:11/27(水)、12/4(水)
時間:13:00~19:00 ※11/20(水)はトーク開催のため18:00まで
会場:A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
入場無料

建築家 堀部安嗣トークイベント

日時:11/20(水)19:30~21:00 (開場19:00〜)
料金:1,500円
定員:60名
会場:A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)

※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

主催 : READAN DEAT、 Small House Design Lab.
協賛 : 株式会社スガノ、株式会社Cozy、株式会社あなぶき実重建設、OPT、キッチンハウス
協力 : 堀部安嗣建築設計事務所、millegraph、森 桜

2019-10-17 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

 

幸本紗奈 出版記念展「other mementos」

19回写真「1_WALL」のファイナリストに選ばれるなど、これからの活躍が期待される広島出身の若手写真家・幸本紗奈さん。幸本さんの初めての写真集『other mementos』の出版を記念した展覧会を開催いたします。

「幸本さんの写真集を制作しながら、出版記念の写真展をするならば、まず広島の人に観ていただきたいと思ってきました。現代では合理性や効率化を求められがちですが、幸本さんの写真と対峙すると、その真逆に時間が流れていくような感覚になります。何が写っているのか。何を伝えたいのか。明快な言葉がするすると出てくるわけではないからこそ、写真をただ静かに見つめることに意味が生まれるように思うのです。

編集の仕事をする私は、つい物事を最短距離で進ませようとしてしまいます。そんな私が、幸本さんの写真集を制作するなかで受け取った多くの気づきを、たくさんの方々と共有できればと展覧会を企画しました。幸本さんが手焼きしたプリントの美しさを、会場でぜひ楽しんでいただけたらと思います。」

上記は、出版元のブックレーベル・Baci 内田有佳さんから届いたメッセージ。業界的にはまだ無名に近い写真家の「ぼんやりと、曖昧で、価値づけしづらい美しさ」が表現されたこの本は、知識や先入観にとらわれない物の見方を提示しています。それは時代に対するアンチテーゼではなく、心で感じる「美しさ」を私たちが求めているということを、時代のニーズに敏感な雑誌制作の現場に身を置く内田さんが予感していたのではないかと思っています。

会期中は作家自ら手焼きしたカラープリントの展示、写真集『other mementos』の販売も行います。また、初日は幸本さんと内田さんによるトークイベントを開催。ぜひ幸本さんの作品世界をお楽しみください。

幸本紗奈 こうもと・さな  
1990年 広島県生まれ
2013年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科 山崎博ゼミ卒業
2018年 第19回写真「1_WALL」ファイナリスト
https://www.sanakohmoto.com/

ブックレーベル〈Baci〉
2016年よりスタートしたブックレーベル。「バーチ」と読みます。雑誌を中心にフリーランスの編集として活動する内田有佳が立ち上げました。1冊目は安西水丸『ON THE TABLE』、2冊目は今井麗『gathering』。1年に1冊のペースでアートブックを出版しています。
http://bacibooks.com/

会期:10/19(土)〜10/28(月)

10/19(土)幸本紗奈トークイベント

幸本さんに写真について、初めての写真集づくりについてお話を聞きます。聞き手は、ブックレーベル〈Baci〉の内田有佳さん。幸本さんは写真を介して、人と何を共有したいと考えているのか。作品に込めたもの、写真集に込めたものを、紐解きます。

日時:10/19(土) 19:30~21:00 (受付19:00〜)
料金:1,000円
定員:30名
会場: READAN DEAT

【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「幸本紗奈トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。

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    問題なければチェックをお願いいたします。

    コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
    info☆readan-deat.com  ☆は@に置き換えてください。

    2019-09-29 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

     

    shunshun 3days exhibition「素風」

    素描家しゅんしゅんさんの3days exhibitionを今年も開催します。作品の展示販売、二十四節気のカレンダー「こよみ」の先行販売に加え、あなたのお名前が一枚の作品になる「Name Drawing」も3日間通して開催します。

    13日の10時からは朝の光のなか線を引く「線のWorkshop」を開催、今年は段原の日本料理店「悠然いしおか」さんのお弁当付きです。

    Name Drawing 10/12(土)13(日)14(祝)

    あなたのお名前とその場の会話からInspirationをいただいてDrawingします。(要予約 / 事前支払制)

    ポストカードサイズ
    所要時間:20分
    料金:¥4,000(税込)※フレーム別売

    10/12(土) 
    11:00- / 11:30- / 12:00- / 12:30- / 13:00- / 13:30- / 15:00- / 15:30- / 16:00- / 16:30-

    10/13(日)
    13:30- / 14:00- / 14:30- / 15:00- / 15:30- / 16:00- / 16:30- / 17:00-

    10/14(祝) 
    11:00- / 11:30- / 12:00- / 12:30- / 13:00- / 13:30- / 15:00- / 15:30- / 16:00- / 16:30-

    【お申込み方法】
    以下のコンタクトフォームに題名を「Name Drawing」として、メッセージ本文に
    1. お名前 2. 希望日時(第3希望まで)3. 携帯電話番号 をご記入の上お申し込みください。

      お名前 (必須)

      メールアドレス (必須)

      題名

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      上記の内容で送信してよろしいでしょうか?
      問題なければチェックをお願いいたします。

      コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
      info☆readan-deat.com  ☆は@に置き換えてください。

      線のWorkshop 10/13(日)10:00〜13:00

      朝の光に包まれ、 静穏な状態で線を引き続けた先に何があらわれるのか。(要予約 / 事前支払制)

      限定8名様
      ¥5,000(税込)
      悠然いしおかのお弁当付

      【悠然いしおか】広島県広島市南区段原3丁目15−19
      古来より受け継がれてきた 滋味深い日本の料理
      我を消して ただ素材と向き合い 自然と一体になる

      ※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。

      2019-09-24 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

       

      成田周平 個展「Fake?」

      フェイクニュースを スマホで見ながら
      フェイクなビールを プシュッと開けて
      フェイクレザーの ソファでひといき。

      偽物とは? 似せてつくったもの。偽造品。
      本物とは? にせものでないこと。実物。

      偽物でないことが 本物の定義であるならば まるで土器のような
      どこか木工品のような 掌で時間をかけて作られた 焼き締めの器が
      成田周平の リアルでジェニュインだ。

      最近気になっている言葉を作家に挙げてもらったら、「fake」という、予想外にも工芸界において最も忌むべきネガティブワードが返ってきました。それと同時に、土器に惹かれがら食卓でより使いやすい焼き締めでその質感にアプローチする、作家の柔軟な姿勢に通じるものを感じました。

      三島手や安南手が他国の器を写した模様や形であるように、fakeであることを内包したまま、言葉が与えらることで本物へと進むことがあります。手びねりで成形し、磨き、乾かし、削り、焼き、漆を塗ってまた焼いて、そうして出来る焼き締めの器は、手数の多さにも関わらずいやらしさがありません。

      今はまだ言葉で定義されていない成田周平の土器のような陶器、ぜひ手にとってご覧ください。

      会期:9/28(土)〜10/7(月)会期中無休
      ※初日作家在廊

      2019-09-20 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed 

       

      『負うて抱えて』原画展&トークイベント

      歌手として、僧侶として、母として、娘として、ままならない日常を仏教の教えとともに生きていく。故郷広島の寺院に暮らしながら音楽活動を行う二階堂和美さんの珠玉のエッセイ集『負うて抱えて』。表紙や本文を飾ったのは、同じく広島を拠点に活動する画家・nakabanさんのイラストでした。

      このたび、新聞での連載当時から添えられたnakabanさんのイラスト原画展を開催します。伸びやかなドローイングのほか、貴重なスケッチ段階のイラストも合わせて展示します。

      また、会期初日にはお二人のトークイベントも開催します。連載中のこぼれ話や広島のことなど、感性豊かなお二人のトークセッションです。

      二階堂和美 にかいどう かずみ
      1974年生まれ、広島県出身のシンガー・ソングライター。ジャンルにとらわれない音楽性と、類まれな歌唱・表現力で国内外から幅広く支持されている。1997年より本格的に音楽活動をスタートし、現在までに、約20作を発表。東京での活動を経て、現在は広島県在住。実家は浄土真宗本願寺派のお寺で、自身も僧侶である。2013年公開のスタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』では主題歌「いのちの記憶」を作詞・作曲・歌唱。著書に『二階堂和美 しゃべったり 書いたり』(屋上)がある。

      nakaban なかばん
      1974年生まれ。画家。広島市在住。絵画を中心にイラストレーション、文章、絵本、映像作品を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋『Title』のロゴマークを制作。著書に『よるのむこう』(白泉社)、『ぼくとたいようのふね』(ビーエル出版)、『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)ほか。画家としての活動の傍ら、音楽家のトウヤマタケオと『ランテルナムジカ』を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。

      展示とトークイベントの会場は、広島市中区本川町の建築事務所、Small House Design Lab.のギャラリースペース「A not B」。当店から徒歩5分の素敵なギャラリーです。

      nakaban 負うて抱えて原画展

      会期:9/14(土) 〜 9/23(月・祝)
      時間:13:00~19:00
      会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)
      入場無料

      二階堂和美 × nakabanトークイベント

      日時:9/14(土) 18:00~19:30 (受付17:00〜)
      料金:1,500円
      定員:70名
      会場: A not B(〒730-0802 広島市中区本川町2丁目1-31岡部ビル1F Small House Design Lab.内)

      【お申込み方法】
      以下のコンタクトフォームに題名を「負うて抱えてトークイベント」として、メッセージ本文に
      1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
      また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。

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        2019-08-17 | Posted in EXHIBITION & EVENTComments Closed