EXHIBITION & EVENT
アウト・オブ・民藝 −玩具編−


「なぜこれは民藝じゃないの?」民藝運動と近しい存在でありながら「その他」として扱われてきたモノたちを愛情をもってすくい上げた『アウト・オブ・民藝』。資料を読み解き、相関図から見えてくる「周辺」。絶対的な美を掲げる民藝の「周辺」には、美術を社会活動として取り入れる者、我が道で物を蒐集し体系化する者、生活の中で創作を実践する者など、個性的でバラエティ豊かな人たちが浮かび上がってきます。
今回ギャラリースペースでの展示は、アウト・オブ・民藝の代表格「玩具」にスポットを当て、壁面にインストールされた相関図を通して、今なお愛され続ける玩具のジャンル草創期に足を踏み入れます。
会期:9/7(土)〜9/23(月・祝)
9/7(土)トークイベント「資料で読み解く民俗・玩具・民藝」
『アウト・オブ・民藝』の著者、軸原ヨウスケさんと中村裕太さん、そして書籍の元となった五回のトークイベントに全て参加した広島の郷土玩具愛好家・千葉孝嗣さんの三人によるクロストークを開催します。戦前の雑誌『民藝』に掲載された柳田國男と柳宗悦の対談や、渋沢敬三、柳田、柳のモノへの視線の違い、郷土玩具以外の「玩具」の話など、資料を元にその背景に迫ります。
軸原ヨウスケ
1978年生まれ、岡山在住。「遊び」をテーマにしたデザインユニットCOCHAE(2003年ー)のメンバーでありデザイナー。伝統こけし工人とのプロジェクト、ドンタク玩具社でも活動。郷土玩具、こけしに興味を持つ。著書に『kokeshi book -伝統こけしのデザイン-』(青幻舎)2010年、『武井武雄のこけし』(pie international)2012年、『日本のおもちゃ絵 -絵師・川崎巨泉の玩具帖-』 (青幻舎)2014年など。折り紙パズル「ファニーフェイスカード」が日本グッドデザイン賞(Gマーク)2008受賞、『猫のパラパラブックス』(青幻舎)で造本装幀コンクール2013審査員奨励賞、『トントン紙ずもう』(コクヨWORK×CREATE)がグッドトイ2013選定など。近年は「岡山名物きびだんご」(山方永寿堂)などパッケージデザインを数多く手がけている。
中村 裕太
1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論―大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館、2013年)、「第8回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(クイーンズランド・アートギャラリー、2015年)、「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016年)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知県美術館、2016年)、「東アジア文化都市2017京都」(京都芸術センター、2017年)など。工芸を作り手の視点から読み解き、その制作方法を探るプログラム「APP ARTS STUDIO」を運営している。
千葉孝嗣
郷土玩具愛好家。小学6年の頃から、郷土玩具に魅せられ、玩具や文献を楽しむ。またその延長で民藝にも関心を抱く。日本雪だるまの会(静岡を拠点とした郷土玩具愛好団体)、日本郷土玩具の会、広島県民藝協会などに所属。普段は全く別ジャンルの勤め人。
日時:9/7(土)18:00-20:00(受付17:30より)
料金:1,500円 + 1ドリンク
定員:30名
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「アウトオブ民藝トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
藤田ゆみ(くらすこと) × 金 玖美 トークイベント
くらすことの日用品展と金玖美 写真集『EXIT』発売記念写真展に合わせて、くらすこと主宰の藤田ゆみさんと写真集『EXIT』からの一枚が『くらすことの本』の表紙を飾るフォトグラファー・金 玖美さんのトークイベントを開催します。
クリエティブなお仕事と日々の子育てを両立するお二人にそれぞれの本作りのことなど色々とお話をお聞きします。

藤田ゆみ (ふじた・ゆみ)
「くらすこと」主宰。ケアワーカー、雑誌編集の仕事を経て、2005 年、自らの妊娠・出産における気づきを軸に「わたし自身のものさしを見つける」をテーマとした“くらすこと”の活動をスタート。食、からだ、子育てなど、暮らしにまつわるワークショップの企画や本の出版、ウェブマガジン、雑貨の店とカフェの運営、イベント企画や本の出版など多岐にわたり活動する。2016年東京から福岡に拠点を移し、現在福岡市在住。高校生から1歳まで、2 男3女、5人の母。2019年『くらすことの本』を創刊。著書に『子どもと一緒にスローに暮らす おかあさんの本』(アノニマ スタジオ刊)。
http://www.kurasukoto.com

金 玖美(きんくみ)/ KOOMI KIM
京都府出身。1997年マガジンハウスへ入社、ポパイやアンアンなどで専属フォトグラファーを務める。2004年 退社1ヶ月後、渡英。London College of communication にてコースを修了。同時にヨーロッパの雑誌の仕事なども手がける。2008年 帰国後、ROCKETにて個展「TRANSIENT」を開催し、同名の作品集を発表。2014年「TOKYO PHOTO 2014」に出展。現在、東京を拠点としてファンション、ポートレートを中心に広告や雑誌、CMやPVなどの映像も手がける。 2児の母。3歳・7歳(渡英当時)息子たちと共に、撮影のため英国を再訪しながら制作した写真集「EXIT」を発表。
koomikim.com
藤田ゆみ(くらすこと) × 金 玖美 トークイベント
「私たちの仕事 / 子育て / 本のこと」
日時:8/24(土)16:30 – 18:00(受付16:00より)
料金:1,500円
定員:30名
会場:READAN DEAT
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「藤田さん金さんトークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
金玖美『EXIT』刊行記念展

幼少の頃から憧れ続けたイギリスに、作者が最初に滞在したのは2004年。以来、その素顔を撮り続けてきた。2019年現在、そんな英国に大きな変化が訪れようとしている。EUからの離脱、「BREXIT」(Britain=英国とExit を組み合わせた造語)である。
1冊の写真集「EXIT」を通して、時代を経て移り行く景色の断片とそこで暮らす、ジェンダーや国境を超えた多様な人々の姿を垣間見ることができる。ドキュメンタリーでありながら、空想とも現実取れる世界が広がり、そこに宿る物語を多義性のあるものとして解放している。
多様性とは、国境とは −−−− 思いを巡らせ、2004~2018年にかけて撮影された写真をまとめた作品集。このたびギャラリースペースでは「EXIT」の刊行記念展を開催します。







金玖美の写真本。EU離脱に揺れるイギリスに彼女の視点で寄り添おうとしている、といっても硬くない。ニンゲンっておもろはかないわ的な著者ならではの目線の位置が心地よい写真たちであります。彼女の窓を通じて覗かせてもらう裏庭や乱雑な部屋への共感に、イギリスとニッポンの距離を忘れる。国がどうあれ、人はそこで生きていく。本の佇まいも良い。著者の名前に合わせて小口も金だぜ。
寺田克也
かっこよくまとまろうとする手前、ふと気の抜けた瞬間に愛おしさが溢れている。それぞれの国境を越えて集った人々が残していく偉大なものとは、このように何気なさをちょっと越えた風景かもしれない。
ほしよりこ
「ブレグジットにあわせてリリース」のつもりが、ブレグジットを追い越してしまった(笑)、でも肩を怒らせて顔を赤くした政治家たちばかりのニュース映像には決して出てこない、イギリスをイギリスたらしめている無名の、市井の人々のくらし。それがここにあります。
都築響一
金ちゃん(僕が駆け出しの頃からよくしていただいたのでこの呼び方をしております)が写すものは、写真の中にその色がなくても、どこか渋いイエロー、クリーム色みたいな穏やかな暖み、決して強くはないが美しい陽差し、のような明るさがずっと共通してあって、本人のキャラクターもまさにそんな淡いイエローみたいなあたたかい人。「写真家の色、って本当にあるんだなあ」っていつも不思議に思います。
渋谷直角
金 玖美(きんくみ)/ KOOMI KIM
京都府出身。1997年マガジンハウスへ入社、ポパイやアンアンなどで専属フォトグラファーを務める。2004年 退社1ヶ月後、渡英。London College of communication にてコースを修了。同時にヨーロッパの雑誌の仕事なども手がける。2008年 帰国後、ROCKETにて個展「TRANSIENT」を開催し、同名の作品集を発表。2014年「TOKYO PHOTO 2014」に出展。現在、東京を拠点としてファンション、ポートレートを中心に広告や雑誌、CMやPVなどの映像も手がける。 2児の母。3歳・7歳(渡英当時)息子たちと共に、撮影のため英国を再訪しながら制作した写真集「EXIT」を発表。
koomikim.com
金玖美 写真集『EXIT』刊行記念写真展
会期:2019年8月24日(土)〜 9月2日(月)
同時開催
・くらすことの日用品展
・藤田ゆみ(くらすこと) × 金 玖美 トークイベント
くらすことの日用品展



「わたし自身のものさしをみつける」をテーマに活動する「くらすこと」が創刊した『くらすことの本』。暮らしや食、こども、 お母さん、からだとこころ、家族、子育て、教育、つながり、女性としての生き方などのテーマとし、【今を生きるわたしたちの新しい智慧】を紹介、提案しています。



今回、『くらすことの本』刊行記念として、くらすことがおすすめする日用品を集めて、本の紹介も兼ね全国各地で開催している「”くらすこと”全国キャラバン」が広島に!おすすめの台所道具や器、自然な香りが人気のFloatのナチュラルコスメ、おいしいものなど、くらすことの店の定番アイテムが並びます。
◎8月24日(土)販売のおいしいもの



アダンソニア
福岡県糸島市の海辺の町で、ご夫婦二人で営む野菜料理店。くらすことwebマガジンでも昨年、連載でその暮らしぶりをご紹介いたしました。
糸島・海辺の手仕事料理店 “アダンソニア”という、ものさし
ゆかりさんの作る人気のフォトジェニックなおやつを、今回、ご紹介させていただきます。



Bion
大正ロマンの空気が漂う福岡県の門司港にて、フランス地方菓子や季節の果物を焼き込んだやケーキが評判のbionさん。
福岡糸島のおやつと雑貨、くらすことにて、毎月お菓子の販売をさせていただいています。目を見張る、見た目と佇まいの美しさ。自分へのご褒美にしたくなる焼菓子です。
『くらすことの本』刊行記念 “くらすこと” 全国キャラバン vol.6
くらすことの日用品展
会期:2019年8月24日(土)〜 9月2日(月)
同時開催
・金玖美 写真集『EXIT』刊行記念写真展
・藤田ゆみ(くらすこと) × 金 玖美 トークイベント
fancomi 個展「それはまたべつのはなし」




イラストレーター・fancomiさんの作品集「So Re Wa Mata Betsu No Hanashi」は、53枚のカードを上下左右に組み合わせて自由に物語を作って楽しむことができ、ポップで不思議なfancomiワールドが広がっていきます。今回ギャラリースペースでは、作品集刊行記念展を開催します。
fancomi
イラストレーター。1980年埼玉生まれ。2004年A&A青葉益輝広告制作室入社。現在イラストレーターとして多くの個展、グループ展で作品を発表、その他広告・書籍・雑誌・CD・グッズ展開などジャンルに捕われず幅広く活動中。第3回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト。2016年にはガーディアンガーデンにてfancomi展「tale」を開催する。
http://www.fancomi.com/
会期:8/3(土)〜8/18(日)
8/3(土)fancomiさんの似顔絵イベント

fancomiさんがあなたの似顔絵をお描きします。fancomiワールドのポップな似顔絵は一枚の作品となっていて、似顔絵を描いてもらうのが初めてという方にもおすすめです。
日時:8/3(土)
定員:10枠
料金:3,500円+税 (お一人30分ほど)
会場:READAN DEAT
※定員となりました。ご予約ありがとうございました。