EXHIBITION & EVENT
HOLY’S 保里尚美「わたしとアランの18ヶ月」
広島の編み物作家・HOLY’S 保里尚美さんの『一生ものアラン』。普遍性のあるデザインで、着る人が年を重ねても、何十年先も着続けることのできるセーターであってほしいという思いで作られました。
今回、『一生ものアラン』ができるまでの道のりを振り返った展示を企画しました。アイデアスケッチから始まり、模様を確認するためのテストニット、編み図の校正、着用モデルの撮影風景の写真など、どのような過程を経て一冊の編み物の実用書ができるのか、その裏側をご紹介します。
展示と併せて、アランや働くセーターなど、保里さんへのオーダーも承ります。(オーダーは先着5名様まで)
また、モデルとして登場する、季節のジャムと日々のおやつ[cosakuϋ コサクウ]の焼き菓子やジャム、マウントコーヒーのセーターブレンドも並びます。
保里さんがアランと向き合い続けた18ヶ月の記録。手仕事の手間ひま、ひたむきな時間を体感してもらえたら幸いです。
HOLY’S 保里尚美「わたしとアランの18ヶ月 〜一生ものアランができるまで〜」
会期:3/9(土)〜3/20(水・祝)
【3/10 日 9:00〜】苦手意識を克服!アラン模様はむずかしくないよ講座
アラン模様は難しそうでなかなか挑戦できないという方向けの講座も企画しました。テキストとして『HOLY’S ARAN KNIT CAPS』を使用しながら、保里さんと一緒に編み始めましょう。
〈当日持ってきていただくもの〉
・6号40cm輪針(両側針の4本組でも可) ・縄編み針 ・6号かぎ針 ・編み出し糸(極太)
・お好きな色のJamiesons of Shetland 2ply softyarn 4玉
(色は限られますが、当日販売のご用意もあります)
・『HOLY’S ARAN KNIT CAPS』
(店頭、WEB SHOPでも販売中です)
日時:3/10(日) 9:00 ~ 10:30
会場:READAN DEAT
定員:8名
料金:3,500円(コーヒーつき)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「アラン講座」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
コンタクトフォームから送信できない場合、上記と同じ項目を以下のメールアドレスにお送りください。
info☆readan-deat.com ☆は@に置き換えてください。
製本ワークショップ【上製本】+ InDesignミニ講座
自分の手で作品集を製作してみたいというアーティストの方や、製本の知識と技術を身につけたいという方に向けた、手製本の講座を開講します。今回は、手縫いによるA5サイズの布貼り上製本(ハードカバー)を、3回に分けて製作します。
講師は、社会問題に纏わる歴史や記憶を主なテーマとして制作に取り組み、手製本による写真集がニューヨーク近代美術館の図書館にも収蔵されている、広島出身の写真家・藤井ヨシカツさん。手製本を媒体とした表現で国内外から評価される藤井さんに、上製本づくりを基礎から学びます。
今回は、これまでご要望が多かったレイアウトデザインソフトのInDesignミニ講座をオプションでご用意しました。基本的な使用方法や印刷データ作成など、写真集や作品集を制作する上でこれだけは欠かせないというポイントを藤井さんから学びます。
〈InDesignミニ講座で準備していただく物〉
1. InDesignがインストールされたノートPC(Windows、macどちらでもOK)
InDesignはサブスクリプションの有料ソフトウェアですが、1週間の無料の試用期間があります。初めて使用するという方は、4/3(水)の講座直前にインストールをお願いします。
https://www.adobe.com/jp/products/indesign/free-trial-download.html
2. できるだけたくさんの写真やイラストなどの画像
画像サイズはA4サイズ程度(210mm×297mm)、300dpi。ファイル形式はjpg、tiffなど。製本ワークショップのみ参加の方は64ページの無地のノートを作る予定ですが、画像数によってページ数は調整可能です。
3. (製本ワークショップ以降)組版データをA4サイズに印刷した本文となる紙
InDesignで組版したデータを自宅やキンコーズなどで印刷した紙。紙の種類は問いません。製本ワークショップのみ参加の方に配布する無地の紙も使用可能です。
日程:
【InDesignミニ講座】 4/3(水)
【製本ワークショップ】第1回 _ 4/17(水)、第2回 _ 4/24(水)、第3回 _ 5/1(水)
時間:各回 19:00 〜21:00
定員:6名
場所:READAN DEAT
料金:
【InDesignミニ講座】5,000円
【製本ワークショップ】合計 16,500円(材料費込)
※製本ワークショップは、全3回に参加できる方を対象としております。
※事前のお支払いをもって、申し込み完了とさせていただきます。
※InDesignミニ講座についてのご質問先:contact@yoshikatsu-fujii.com
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「製本講座」として、メッセージ本文に
1. お名前
2. 電話番号
3. InDesignミニ講座 受講希望の有無
4. お支払い方法(銀行振込 / クレジットカード / 店頭でのお支払い)
をご記入の上お申し込みください。
※定員となりましたので受付終了とさせていただきます。
タラブックス『水の生きもの』アートプリント展
手漉きの紙に、シルクスクリーンの印刷、製本にいたるまでひとつひとつ手作りの出版社 「タラブックス」。南インドからやってくるタラブックスの絵本は独特の色、デザイン、 手触り、香り…それらに魅了されてベストセラーとなったタイトルもいくつもあります。
その中でも代表格が『水の生きもの』。本書の中からアートプリントにした作品を展示販売をいたします。
また製作過程で出来るフルークペーパーの販売もいたします。フルークペーパーは試し刷りをした紙ですが、
いくつかの図柄の偶然の重なりは世界に 1枚の作品ともいえます。
手仕事から生みだされる、特別な佇まいの絵本の世界をお楽しみください。
会期:2/11(日)〜3/11(月)
企画協力:㈱みにさん・田中優子事務所
甲斐啓二郎写真展「綺羅の晴れ着」
国内外の伝統的な祭り、特に大勢の参加者による激しい動きを伴う格闘的な祭事を長年撮影する写真家・甲斐啓二郎さんの写真展を開催します。今回の展示では、日本各所の裸祭りを取材した新刊写真集『綺羅の晴れ着』(禅フォトギャラリー)からの写真と動画作品を展示します。
みればわかるが、参加者ははだかである。衣服を脱ぎ捨て、身体の自由を得たはだかの参加者が、咆哮し踊り、汗や体臭を互いに撒き散らし、肉と肉をぶつけ合う。私はその混沌の中に身を投げ出し、がむしゃらに撮影している。その群衆の中にいると、体臭は出どころがわかりにくい分、咆哮する声や汗よりも、妙な存在感があり不気味に感じる。だから、汗で濡れた肌と肌が触れ合い体臭が群衆を覆う時、心地悪さと同時に恐怖心が芽生えてくる。その心地悪さと恐怖心は、そこにいる者の感覚を鋭敏にし、意識や自我が引き剥がされた、わたしであってわたしでない身体を呼び覚ます。社会の中で生きている意味や目的(そんなものが最初からあるのかわからないが)は吹き飛び、野性をむき出しにするのである。
甲斐啓二郎 写真集あとがきより
甲斐啓二郎 Keijiro Kai
1974年福岡県生まれ。2002年東京綜合写真専門学校を卒業。スポーツという近代的概念が生まれる以前の世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表している。2016年Daegu Photo Biennale(韓国)、2018年Taipei Photo(台湾)、2019年Noorderlicht International Photography Festival(オランダ)などの国際展に参加。個展多数。主な出版物に『Shrove Tuesday』(TOTEM POLE PHOTO GALLERY、2013年)、『手負いの熊』(TOTEM POLE PHOTO GALLERY、2016年)、『骨の髄』(新宿書房、2020年)などがある。2016年、写真展「手負いの熊」「骨の髄」で第28回写真の会賞を受賞。2020年に写真集『骨の髄』にて第20回さがみはら写真賞を受賞。2021年、同写真展にて第45回伊奈信男賞を受賞。
甲斐啓二郎写真展「綺羅の晴れ着」
会期:2.17(土)〜3.3(日) ※2/18 作家在廊
【2/4 17:00-】トークイベント「中国山地に住む話・亀岡の小屋を愛でる話」
『みんなでつくる中国山地』は、中国山地で持続可能な地域づくりを目指す活動の記録として、100年続くことを目標として刊行される年刊誌。最新号となる第4号の刊行を記念してトークイベントを開催します。
今号の特集「さて、どう住む?」をお題に、空き家リノベーションやそれによる地域再生など、中国山地で起きている実践的な新しい動きについて、本誌編集メンバーの森田一平さん、田中輝美さんにお話していただきます。スペシャルゲストとして、本誌にも寄稿する『小屋の本 霧のまち亀岡からみる風景』の著者・辰巳雄基さんをお招きし、京都・亀岡の風景を代表する「小屋」の魅力についてもスライドを見ながらお話していただきます。また、今回のトークはオンラインでの配信も行います。
登壇者:
・森田一平(特定非営利活動法人江の川鐵道/島根県邑南町)
・田中輝美(ローカルジャーナリスト/島根県立大学)
・辰巳雄基(蒐集家/調査員)
日時:2/4(日) 17:00 ~ 18:30 (受付16:30〜)
会場:READAN DEAT
定員:20名
料金:1,500円(オンライン視聴の方は1,000円)
【お申込み方法】
以下のコンタクトフォームに題名を「中国山地トークイベント」として、メッセージ本文に
1. お名前 2. 参加人数 3. 電話番号 をご記入の上お申し込みください。
また、お電話(082-961-4545)でも受付けております。
オンライン視聴の方はこちらからお申込みください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02u3dp92xwh31.html